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SmartHRのML(機械学習)エンジニアの井上です。 SmartHRは2026年6月8日〜12日に群馬・高崎のGメッセ群馬で開催された「2026年度 人工知能学会全国大会(第40回)(JSAI2026)」にシルバースポンサーとして協賛、および研究発表を1件行いました。 現地組・リモート組を合わせて複数のメンバーが参加し、「うちのプロダクトに使えるのでは?」と大盛り上がりの5日間でした! 人工知能学会全国大会とは 人工知能学会全国大会は、AI技術に関する国内最大の学会です。 機械学習の基礎・応用研究から産業応用まで幅広い発表が集まり、AIの最新動向を把握できる機会として毎年多くの参加者が集まっています。 今回の第40回大会は40周年にあたる節目の大会で、約5000人の参加者が集まりました! 人工知能学会全国大会(第40回) 今年の研究トレンドの変化 JSAI2026の全発表タイトルをキーワードで分析し、昨年の傾向と比較したところ、興味深い傾向が見えてきました! 技術テーマ出現頻度ランキングの変化(JSAI2025→JSAI2026) 発表の出現頻度をもとにランキングをスロープチャートで比較すると、「LLM・基盤モデル」「AIエージェント」「対話・会話AI」の上位3テーマは今年も順位変動がなく、この領域が引き続き学会全体の中心軸であることが確認できました。 一方で最大の急上昇は「生成AI」で、19位から7位へと12ランク上昇、「ロボット・フィジカルAI」も13位から6位へ7ランク浮上しており、フィジカルAIへの関心が学術研究の領域にも着実に波及していることがうかがえます。 最大の急上昇を見せた「生成AI」も、発表の内容は多岐にわたっていました。生成AI自体を技術として扱う研究だけでなく、keep4o を代表とする生成AIをめぐる人間・社会の動きの考察、生成AIを要素技術として活用したシミュレーション研究、プロダクト活用の実践知を共有する発表も増えており、生成AIが「研究する技術」から「社会に埋め込まれた前提」へと変わりつつあることを実感しました。 SmartHRからの発表 SmartHRからは1件の機械学習領域における口頭発表を行いました! 敵対生成プロンプト同時探索による内省型プロンプト最適化 発表者: 井上 耕太朗 セッション: 4M5-GS-2f-05(6/11 16:30-16:45) LLMアプリケーションのプロンプト最適化に関する研究です。SmartHRでは RAG を活用した AI アシスタントなど様々な LLM アプリケーションを提供していますが、これらをローンチ前から高品質な状態に保つには、プロンプトを事前に検証・改善しておくことが重要です。しかし従来のプロンプト最適化手法の多くは大量のラベル付きデータを前提としており、ローンチ前の段階では活用しにくいという問題がありました。 今回の研究ではこの課題に取り組み、目的タスクを正しく解くプロンプトと、目的タスクを欺くための敵対的な生成プロンプトを同時に育てる手法「Adversarial GEPA」を提案しました。ラベル付きサンプルがわずか4〜8件という少数データの設定においても、既存手法(GEPA)を上回るプロンプト改善を実現しています。 発表をする井上 発表に使用したスライドは Speaker Deck で公開しています。 speakerdeck.com We Are Hiring! SmartHRでは最新技術に明るいメンバーが集まった環境で、革新的なAIプロダクトづくりに取り組んでいます。 ぜひ一度SmartHRのAIチームにご興味をお持ちの方へをご覧いただき、お気軽にお問い合わせください! tech.smarthr.jp