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こんにちは、Ruby コミッタの柴田です。RubyKaigi 2026 in 函館から1ヶ月が経ち、自宅のガーデニングではバラのシーズンが一段落して梅雨に入る前に剪定を...という手入れに移ったところです。 今回はRubyKaigi 2026 2日目の夜にアンドパッドが運営として関わったコード懇親会 (Code Party) と、私がホストを担当した RubyGems/Bundler チームから生まれた成果をまとめます。 コード懇親会の進め方 コード懇親会はクリアコードの須藤さんが提唱しているコンセプトで、お酒の代わりにコードで懇親する形式の懇親会です。今回はアンドパッドが函館市民会館で会場の設営とお弁当など運営を担当しました。 www.clear-code.com 今回からテーマを事前固定にしました。dRuby (咳さん)、Ruby 本体 (前田さん)、RubyGems/Bundler (私)、mruby/PicoRuby、Ruby × Rust (udzura さん) の5チームです。当日テーマを決める方式だと初心者が入りづらいので、ホストが事前に取り組めるイシューと環境構築の道筋を用意しておき、来てすぐコードを書ける状態にする狙いがありました。 RubyGems/Bundler チームの様子 私のテーブルには9名が集まり、多くは ruby/rubygems を fork してテストをどう実行するのか、という手探りなところからのスタートでした。最初に簡単に自己紹介をしてもらい取り組むイシューを選んだ後に、私が席を回りながら困ったことがないかの相談をしていました。普段使っているのに中身は読んだことがない、という状態から、当日中に PR を1本送れるところまで持っていくのが目標です。 OSS を使っていてメンテナと隣で話しながらコードを書ける機会は普段そう多くないと思います。参加者のフィードバックでも「issue に着手すべきか迷っていたところを直接相談できた」(nissyi-gh さん) という声があり、メンテナを物理的に隣に置くことの効果はやはり大きいと感じました。フィードバックは andpad-dev/code-party に全員分が公開されています。 なお私は RubyKaigi 2026 の期間中に 4.0.11 をリリースしようと作業をしていたのですが、どうしても時間をかけて取り組む必要があるテストの失敗に遭遇してしまい、コード懇親会当日のリリースは断念しました。「リリースを全力で自動化している」が Day 3 での私の発表テーマだったので、まだまだやることはある、ということを実感してしまいました。 rubykaigi-2026-day-3-ruby-releases-rubyfrom Hiroshi SHIBATA その日の PR がリリースに乗るまで 当日 RubyGems/Bundler チームから出た PR のうち、すでに公式リリースに含まれたものを紹介します。 rubygems/guides (当日マージ) rubygems/guides#458 (Yuhi-Sato さん): Gemfile ドキュメントの「master がデフォルトブランチ」記述を修正。 rubygems/guides#459 (otsuboa さん): ガイドのコードブロックにシンタックスハイライトを追加。 Bundler 4.0.11 (4月30日リリース) ruby/rubygems#9500 (nissyi-gh さん): newgem テンプレートの gem ガイド URL を現行の rubygems.org に更新。当日 PR、翌日マージ。 blog.rubygems.org Bundler 4.0.12 (5月20日リリース) ruby/rubygems#9502 (kurotaky さん): Bundler::LockfileParser が lockfile 以外の文字列を黙って受け取る挙動に deprecation 警告と valid? を追加。#8932 の解消。 ruby/rubygems#9505 (willnet さん): bundle config get が未設定キーで exit status 0 を返していたのを 1 に修正。#3215 の解消。 blog.rubygems.org 当日から1週間で 4.0.11、1ヶ月以内に 4.0.12 に乗っています。長年保留状態だった issue (#8932, #3215) が一晩で片付いたのは、メンテナがその場でレビューと方針判断を返せたからで、これがコード懇親会の最大の利点です。 エコシステムはこの積み上げでできている RubyGems と Bundler のコードベースは、私のような主担当メンテナが書いたものよりも、こうした「気になったから直す人」の PR が積み上がって今の形になっています。普段は GitHub 越しのレビューで進むこのループを、年に一度、物理的に同じ場所で回す機会がコード懇親会です。 参加者のフィードバックには「これからは気になったことがあれば issue や PR を送れそう」という声が複数ありました。当日リリースに乗った PR より、ここで contributor の母集団が一段広がったことのほうが、エコシステムへの貢献としては大きいと思っています。 おわりに グループのホストを引き受けてくださった皆さん、参加者の皆さん、会場準備に動いてくれたアンドパッドの同僚たちにお礼を伝えます。RubyKaigi に毎年行っているけど懇親会では話すきっかけがなかった、という方は、来年もたぶん開催するコード懇親会に参加してください。手元の OSS で気になっていることをひとつ持ってきてもらえれば、その場で pull request の作成、または Merge まで持っていけるかもしれません。 アンドパッドでは Ruby/Rails エコシステムをはじめとする、プロダクト開発に関わりたいエンジニアを募集しています。 hrmos.co
こんにちは、 id:sezemi です。 季節外れの台風に振り回されましたが、元気にやっております。 天候急変によるイベントのハンドリングは難しいですねぇ。 さて、アンドパッドでは、技術やプロダクト開発、組織に関するさまざまなカンファレンス・イベントでの登壇、開催や会場提供などを行っています。 今月もイベント情報をまとめてお知らせします。 ぜひご参加ください !! なお、開催状況により、満員となってしまっている場合、すでに受付を終了している場合がございます。 1. スポンサー情報 | 松江Ruby会議12 開催日時 : 2026年6月6日(土) 会場 : 興雲閣 主催 : Matsue.rb イベント概要 : Matsue.rb が主催する地域Ruby会議です。アンドパッドは本カンファレンスに スポンサー として協賛します。 申込方法 : カンファレンスの公式ページ からお願いいたします。 「興雲閣」は、松江城山公園内に建つ美しい歴史的な洋風建築です。 地域 Ruby 会議らしく、趣のある空間で開催されていて、建築好きの私には見逃せない楽しみです。 また、アンドパッドはブースを出展していますので、ぜひ遊びに来てください。 そして nagachika が「ruby.wasm で作る MIDI コントローラー」というタイトルで発表しますので、ご期待ください! ちなみに、今回の "Kaigi" も音ネタが多いですね。 2. 登壇情報 | 食べログ x ANDPAD x Sansan モバイル勉強会 #4 開催日時 : 2026年6月17日(水) 会場 : Sansan株式会社 主催 : 食べログ、アンドパッド、Sansan イベント概要 : 食べログ、アンドパッド、Sansanの3社が共催するモバイルアプリ開発者向けの勉強会です。本イベントには、アンドパッドから 長堀 が登壇予定です。 申込方法 : イベントページ からお願いいたします。 今回はモバイルアプリ開発では対応が欠かせない "OS アップデート" がテーマです。 当たり前すぎて、実はなかなか知見がないテーマなので、発表された Tips は貴重なものになる予感です。 ぜひご参加ください! 長堀 翔太 @nashcft 2023 年 6 月に Android アプリエンジニアとして入社。チャットアプリの開発に携わりつつ、チームビルディングや開発プロセス改善にも取り組んでいる。 長堀 翔太 のテックブログ執筆記事 - DroidKaigi 2024 参加レポート / 感想編 - ANDPAD Tech Blog - アンドパッドは DroidKaigi 2024 に協賛しています & 事前勉強会のお知らせ - ANDPAD Tech Blog 発表タイトル: OS アップデートの進め方がもっと共有されてほしい 3. 登壇・会場スポンサー | v-tokyo Meetup #25 開催日時 : 2026年6月16日(火) 会場 : 株式会社アンドパッド 主催 : v-tokyo イベント概要 : v-tokyoが主催するミートアップイベントです。本イベントに、アンドパッドは 会場スポンサー として協賛し、会場を提供するほか、アンドパッドから 羽馬(NaokiHaba)と 小泉 (@ykoizumi0903) が登壇予定です。 申込方法 : イベントページ からお願いいたします。 いま大注目の VoidZero 社が開発している Void / Vite+ がテーマのイベントです。 カンファレンス並みのゲストとトークが揃い、とても楽しみですね。 そしてアンドパッドのフロントエンドエンジニア陣を代表する二人、羽馬と小泉が登壇します。 ぜひ期待ください。 NaokiHaba @naokihaba 株式会社アンドパッド フロントエンドエンジニア。 Vite+ Team Member 発表タイトル: Vite+ 「The Unified Toolchain for the Web」 を掲げる Vite+ は、runtime や package management、build、さらには monorepo のタスクキャッシュに至るまで、あらゆる機能を一つの依存関係に統合しています。今回はこの Vite+ について、開発に携わるチームメンバーとしての視点から詳しくお話しします。 小泉 佑太郎 @ykoizumi0903 ANDPAD引合粗利管理や ANDPAD資料承認などのプロダクトや機能をテックリードとして開発しているフロントエンドエンジニア。 業務では Vue/Nuxt を中心に、Next や React Router を使った開発にも携わる。 Zenn で Vue や Nuxt に関する記事を ykoizumi0903 というユーザーネームで書いている。 小泉 佑太郎 のテックブログ執筆記事 (直近 2 記事を抜粋) - Nuxt の自動インポート機能、無効化しました - ANDPAD Tech Blog - 乗り換えるなら今! Prettier から Oxfmt への移行を試してみた - ANDPAD Tech Blog 興味のあるイベントがございましたら、ぜひご参加ください !! アンドパッドでは技術コミュニティが大好きな採用広報を大歓迎しています。 広報の経験がない方でも Welcome です! カジュアル面談やご応募、お待ちしております。 hrmos.co
こんにちは、広報の id:sezemi です。 アンドパッドの広報の仕事のかたわら、 Rubyist Magazine 略して「るびま」の編集に携わっています。 ただ編集と言いながら、まだまだスッといい感じの文章が書けないなぁと るびま のチャンネルで呟いたところ、 kakutani さんから「Rubyist にはダジャレの訓練が求められる…(主語デカ」 というアドバイスをもらい、道理で ruby-jp の Slack でみんな大喜利を (ry 。 精進します! さて、アンドパッドからは RubyKaigi 2026 に採用チームも含め、総勢 23 名が参加しました。 この記事では、沢山の思い出を作ってきたアンドパッドの Rubyist たちが、参加したトークやイベント、函館や会期中の思い出、そしてブースで行った立ち読み喫茶などなどをテーマに、思い思いに書きました。 ぜひアンドパッドの Rubyist の KaigiEffect をご覧ください。 中林友弥(@borashisan) より トークで刺さったことや感想 Guide to getting started walking source codes of CRuby(@youchan) これまで「CRubyのソースコードを読む」ことに対して高いハードルを感じていたのですが、そのとっかかりとなる知識や、コードリーディング全般に役立つTipsを惜しみなく共有していただき、非常に実用的なセッションでした。 すっかり感化され、後述する同人誌『CRuby Quest』も購入したので、これからじっくりと読み倒してCRubyの世界を歩いてみたいと思います。 濃密すぎたLightning Talks LT枠とは思えないほど、通常のセッションとしてじっくり聴きたいトピックの連続でした。 Ruby on Bare Metal(@S.H.): 「mRubyを使えば簡単に動くからあえてCRubyをベアメタルで動かす」という気骨に痺れました。最低限の依存関係を特定して動かすアプローチが非常に面白かったです。 Is Ruby's Multi-Encoding Overhead Heavy?(@ima1zumi): RubyがCSI方式といういわば力技でマルチエンコーディングに対応していることを初めて知りました。「そんな無理をしてそうなのにオーバーヘッドがないのか?」という疑問に真っ向から切り込む調査が興味深かったです。 Pure Intonation on Browser(@nagachika) 純正律と平均律の話から始まり、「シャサフ式音楽理論」、さらにはそれを表現するための「シャサフ語」という言語まで存在していることを知り大変興味深かったです。 アコースティック楽器特有の制約を持たない電子音楽だからこそ、純正律や微分音を論理的に扱うルールが発展していくのだなと深く感動しました。 A Faster FFI(@tenderlove) 技術的な深さはもちろんのこと、アーロンさんによる流暢な日本語で、しかもユーモアたっぷりに発表されているプレゼン力に感銘を受けました。 Ruby Committers and the World(@rubylangorg) 毎年恒例のコミッター陣によるセッションです。「今やほとんどのコミッターがAIによるRuby開発を行っている」という実態や、多数決に頼らないコミュニティ運営の難しさなど、リアルな議論を聞くことができました。 技術的な話題では String#popcount の導入提案が印象的でした。最初は用途のイメージが湧きませんでしたが、調べてみるとハミング距離の計算や、在庫管理・予約枠をビット列で表現した際の高速な一括取得など、パフォーマンス改善に大きく寄与する可能性を知り、言語仕様が実務にどう活きるのかを考える良いきっかけになりました。 Matz Keynote(@yukihiro_matz) 今年のMatzさんのKeynoteは、AIを活用して開発したAOTコンパイラ「Spinel」についての内容でした。 (AOTコンパイラってなんだって思ったんですが、実行中にコンパイルされるJITコンパイラに対して、通常僕らがイメージする事前に実行されるコンパイラのことをこうやっていうんですね。) Rubyの構文でGo言語のようにシングルバイナリを生成できるようになる未来が提示され、とてもワクワクしました。 また、Matzさんご自身がClaude Codeを使って大きな桁の掛け算(カラツバ法)を最適化しようとした際、AIから「もっと良いアルゴリズムがある」と提案されてそれを採用したというエピソードには、 「MatzさんでもそういったAIとの協働があるんだ!」と大いに勇気づけられました。 余談ですが、デモ中のベンチマークとして「マンデルブロ集合」が用いられていたのが勉強になりました。数値演算のループや再帰が非常に高密度に行われるため、インタプリタやコンパイラの最適化能力が如実に現れるのですね。 これに感化され以前にバイブコーディングによりRubyで実装した純Lispで実際にマンデルブロ集合を描画して計測してみました。 参考までにScheme実装のGaucheと比較した結果です。 Lisp(Scheme)で記述したマンデルブロ集合を描画するコード (define SCALE 1000000) (define quotient (lambda (a b) (if (< a 0) (- 0 (quotient (- 0 a) b)) (if (< a b) 0 (if (< a (+ b b)) 1 ((lambda (q) (+ (+ q q) (quotient (- a (* (+ q q) b)) b))) (quotient a (+ b b)))))))) (define fix* (lambda (a b) (quotient (* a b) SCALE))) (define mandelbrot-iter (lambda (cr ci zr zi count max-iter) ((lambda (zr2 zi2 zri) (if (>= (+ zr2 zi2) (* 4 SCALE)) count (if (>= count max-iter) count (mandelbrot-iter cr ci (+ (- zr2 zi2) cr) (+ (* 2 zri) ci) (+ count 1) max-iter)))) (fix* zr zr) (fix* zi zi) (fix* zr zi)))) (define mandelbrot (lambda (cr ci max-iter) (mandelbrot-iter cr ci 0 0 0 max-iter))) (define char-for-count (lambda (count max-iter) ((lambda (q3) (cond ((eq? count max-iter) (quote @)) ((> count (+ q3 q3)) (quote *)) ((> count q3) (quote +)) (else (quote -)))) (quotient max-iter 3)))) (define print-row (lambda (x y x-end step max-iter) (if (> x x-end) (newline) ((lambda (_) (print-row (+ x step) y x-end step max-iter)) (display (char-for-count (mandelbrot x y max-iter) max-iter)))))) (define render (lambda (y y-end x-start x-end step max-iter) (if (> y y-end) (quote done) ((lambda (_) (render (+ y step) y-end x-start x-end step max-iter)) (print-row x-start y x-end step max-iter))))) (render -1000000 1000000 -2000000 500000 50000 30) マンデルブロ集合の描画実行計測比較 # Gauche(Scheme)での実行結果 (0.166 total) ❯ time gosh examples/mandelbrot.lisp -------------------------------------+-+@---------- (中略) -------------------------------------+-+@---------- gosh examples/mandelbrot.lisp 0.11s user 0.01s system 75% cpu 0.166 total # Ruby(YJIT)で実装した自作Lispインタプリタでの実行結果 (6.797 total) ❯ time ruby --yjit bin/repl.rb examples/mandelbrot.lisp -------------------------------------+-+@---------- (中略) -------------------------------------+-+@---------- ruby --yjit bin/repl.rb examples/mandelbrot.lisp 6.54s user 0.08s system 97% cpu 6.797 total # Ruby(ZJIT)で実装した自作Lispインタプリタでの実行結果 (9.045 total) ❯ time ruby --zjit bin/repl.rb examples/mandelbrot.lisp -------------------------------------+-+@---------- (中略) -------------------------------------+-+@---------- ruby --zjit bin/repl.rb examples/mandelbrot.lisp 8.72s user 0.10s system 97% cpu 9.045 total JITを有効にして、実行環境のオーバーヘッドを可能な限り減らした状態での計測ですが、 末尾再帰などの最適化は行なっていない素朴なLispインタプリタということもあり、 圧倒的な速度差を目の当たりにし、コンパイラやインタプリタの最適化の重要性を肌で感じることができました。 RubyKaigi 2026 の思い出 今回のRubyKaigiを通して強く感じたのは、「自分はRubyを『使う側』の人間なのだな」という事実です。 正直なところ、どのトークも技術的な難易度が高く、「当たり前だけれど、自分の知識の範囲内でしか理解できない」というもどかしさを感じました。 しかし、それは決してネガティブな感情ではなく、「何を知れば『Rubyを作る側の人間の話』が理解できるようになるんだろう?」という新たな好奇心の芽生えでもありました。 立ち読み喫茶での出会いと、来年に向けた冒険 「作る側の話」を理解するための第一歩として、弊社ブースの「立ち読み喫茶」で手に取ってみたり、 ブースに訪れたRubyistにおすすめいただいたりした中から、来年のRubyKaigiまでに絶対に読むべき本を心に決めました。 『CRuby Quest 〜Rubyのぼうけんのしょ〜』(自費出版 youchan 著) ParserからAST、ISeq、VMへと至るCRubyのレイヤーを素直に理解できそうだと感じて購入しました。ありがたいことに、著者のyouchanさんから直接サインをいただくことができました! 『APIデザインケーススタディ』(技術評論社 刊 田中哲 著) 言語の中核となるAPI設計(Web APIじゃないよ)の考え方について、深く理解するための指針になると感じています。 『白と黒のとびら オートマトンと形式言語をめぐる冒険』(東京大学出版会 刊 川添愛 著) オートマトンの基礎を知ることで、言語の字句解析や構文解析の概念がよりクリアになることを期待して選びました。 また、Rubyの内部仕様だけでなく、自身の発信力を高めるために『技術記事を書く技術 ITエンジニアの価値を高めるアウトプットのすべて』(翔泳社刊 伊藤淳一 著)も購入し、 こちらもありがたいことに、いつも技術記事でお世話になっている伊藤淳一さんから直接サインをいただくことができました。 これらの知識が「作る側」になるための武器や経験値になることを信じて日々精進していきます。 大西晃平(@kOnsh) より RubyKaigi 2026 の思い出 Rubyが繋ぐ「人」の輪と、新たな一歩 私はこれまでフロントエンド開発が中心だったので、RubyKaigiは初めての参加でした。その中で一番心に残ったのは技術そのもの以上にRubyという言語を中心としたコミュニティの圧倒的な「厚み」でした。 会場には、名だたるエンジニアから、キャリアをスタートさせたばかりの方、さらには他の言語から飛び込んできた方まで、本当に幅広い層の人々が集まっていました。特に刺激的だったのは、SNSのアイコンでしか見たことのなかったエンジニアの方々と、セッションやDrinkupを通じて直接お話しできたことです。同じRubyistとして気さくにかつ情熱的に技術を語る姿を見て、「自分ももっと頑張ろう」と自然に気持ちが引き締まりました。 今回のもう一つの大きな思い出は、技術書が購入できる本屋さんのサイン会です。 先行販売していた『技術記事を書く技術 ITエンジニアの価値を高めるアウトプットのすべて』をその場で購入させていただきました。 サインをいただき、著者と直接お話したことで、「まずは個人でも少しずつ、アウトプットを増やしていこう」という具体的な目標ができました。 Rubyはこうした個々の熱量が集まることで、エコシステムが大きくなっていると肌で感じました。 自分にできることは小さいですが、今回の体験を経て「自分もこの素晴らしいエコシステムのために、何か少しでも貢献したい」という前向きな気持ちが芽生えています。 山田(@amymd) より トークで刺さったことや感想 Ruby Committers and the World(@rubylangorg) 私は今回のRubyKaigiが現地初参加でした。たくさんのトークがあってどれも面白かったのですが、特に印象に残ったのはRubyのコミッター陣によるトークセッションでした。毎年恒例のこのトークセッションでは、Rubyの開発プロセスやRubyの今後の展望についてコミッター陣でディスカッションするという貴重な機会となっており、今回初めて参加した私にとっては、Rubyの開発の裏側を垣間見ることができる非常に興味深いセッションでした。 当日議論されたテーマとしては、 Integer#popcount or String#popcount Rubyの開発にconclave processを導入するのはどうか Ruby開発におけるAIの活用 setjmp/longjmp Revisiting frozen_string_literal などがありました。 Rubyの言語仕様に関する議論だけでなく、conclave process導入の話など開発プロセスに関する話もあり、長く続く開発コミュニティならではの議論が聞けてとても面白かったです。 また、他のトークでもAI活用の話は多く出ていましたが、Ruby自体の開発でも当たり前にAIが活用されているという話も印象に残っています。会場でどのくらいコードをAIに書かせているのか挙手で聞いてみると、「半分以上書かせている」でほとんどの人が挙手していて、多くのRubyistがAIを活用していることに改めて驚きました。 コードを書かせるだけでなく、不具合の調査やエッジケースの洗い出しなどでもAIを活用していて便利だという話があり、まさに私自身もAIにテストコードを書かせることが多くその便利さを実感していたので、非常に共感しました。 AIの登場によってOSS開発への参加のハードルが下がったという話もあり、この後のMatzさんのKeynoteでも話に出てきましたが、これまでやりたくても時間やリソースの関係でできなかったことが、AIの活用によって誰でも実現できる世の中になってきたのだと改めて感じました。 そういった中でエンジニアとしてどのようにAIと向き合い、活用していくのか。このテーマは今後もますます注目されていくのだろうなと思います。 気が早いですが、来年のRubyKaigiのセッションも楽しみです。 RubyKaigi 2026 の思い出 セッションやブース担当以外の時間はスポンサーブースを回ったり、他の参加者の方と交流したりしていました。 各社いろんな工夫を凝らしたブース展示をしていて回っているだけでも楽しいですし、異なる業界のプロダクトの話が聞けるのもいつもとは違う刺激があって面白かったです。 ANDPADのロゴ入りTシャツを着て回っていたこともあって、弊社が提供していたローカルフードの話や前回のRubyKaigiでの弊社ブースの話を振っていただくことも多かったです。RubyKaigiは毎年参加している方も多いので、そういった話ができるのも例年開催しているイベントならではの特徴だなと感じました。 弊社ブースの「立ち読み喫茶」も運営として参加させていただきましたが、ブースを訪れた方に逆におすすめの本を教えていただいたりと、楽しい時間を過ごすことができました。 私は 「データモデリングでドメインを駆動する」(技術評論社 刊) という本を推薦しました。基幹系システムの中核にある「帳簿」のデザインの重要性やそのためのデータモデリングの考え方に関する本です。社内で輪読会を実施したところ非常に好評で、基幹系システムの開発に携わる人には特におすすめです。 小倉(@Ogura) より トークで刺さったことや感想 Ruby はこれまで、YARV、MJIT、YJIT と着実にパフォーマンス面での進化を続けてきました。そして去年の RubyKaigi で、YJIT のさらに上を目指す ZJIT が発表されて以来、現在どのような状況にあるのか強い関心を持っていました。 今回の RubyKaigi では、ZJIT については以下の2つのセッションがありました。 The design and implementation of ZJIT & the next five years (@tekknolagi) Lightning-Fast Method Calls with Ruby 4.1 ZJIT (@k0kubun) セッションを聞いていて特に印象に残ったのは、「最適化と実用性のバランス」についてです。 高度な最適化を行うと、例外発生時にスタックトレースを正しく生成するための情報が不足してしまう問題があるそうです。そのため、状況に応じて Deoptimization が必要になるとの解説がありました。 最適化を突き
こんにちは!開発本部 組織開発部で、エンジニア採用・育成を担当している磯崎と中野です。 アンドパッドがRubyスポンサーとして参加した「RubyKaigi 2026」。今回は、初参加で現地を全力で駆け抜けた磯崎のレポートと、5回目の参加となるマネージャー中野の視点の2つの軸で、熱気あふれる3日間の様子をお届けします。 まずは、大盛況だった現地のブースの様子から振り返ります! はじめに 開発本部 組織開発部で、エンジニア採用・育成を担当している磯崎です。 私は普段、開発本部付の人事として、日々素晴らしいエンジニアの方々と出会うべく採用活動に奮闘しています。 そんな中、今回はエンジニア採用活動の重要な一環として、北海道・函館で開催された「RubyKaigi 2026」に参加してきました! RubyKaigiは、エンジニアの皆さんが技術の深い議論に熱狂する特別な場です。 今回、私たちアンドパッドもスポンサーとしてブースを出展しました。 私自身もブースに立ち、全国から集まった多くのRubyistの皆さんと直接お話しさせていただきました。 「現場でどんな技術が使われているの?」「アンドパッドの開発文化って実際どうなの?」といった生の声に触れながら、 少しでも多くの方にアンドパッドという会社、そして私たちのプロダクトの面白さを知っていただく「機会の創出」に一役買いたい! そんな熱い想いを胸に駆け抜けた3日間をレポートします。 23名のメンバーで盛り上げた、アンドパッドブース 今回、アンドパッドは 「Ruby Sponsor」としてRubyKaigi 2026を協賛させていただきました。 現地に駆けつけたメンバーは、エンジニア16名、広報・採用担当7名の計23名という、弊社としてもかなり大規模な布陣です! 技術カンファレンスであるRubyKaigiに、なぜ私たち人事や広報といった非エンジニアのメンバーがこれほど多く参加したのか。それは、アンドパッドの魅力をエンジニアの視点だけでなく、組織やカルチャーを支える非エンジニアの多角的な目線からも発信したいという強い想いがあったからです。 当日のブースでは、事前にお知らせしていた通り「技術への深い関心」と「ホスピタリティ」の両面からアプローチを試みました。 📘 エンジニアによる「立ち読み喫茶」 アンドパッドのエンジニアたちが厳選した技術書をずらりと並べ、その場で自由に読みながら交流できるスペースを提供しました。 単なる一方的な会社説明の場にするのではなく、本をきっかけに「この技術、実務ではどう使ってる?」「うちのチームだとこう工夫していて……」といったディープな技術談義が至る所で発生! 技術へのリスペクトと探究心にあふれる、まさにRubyKaigiらしい熱気あふれる光景が広がっていました。 ☕ 広報・採用担当による「おもてなしコーナー」 私たち広報・採用チームは、ランチ(お弁当)の配布や函館のご当地ドリンク、そしてアンケートコーナーを担当しました。 開催期間中の函館は少し冷える風が吹いていましたが、ブースに立ち寄ってくださった皆さんにホッと一息ついていただけるよう、笑顔と温かいおもてなしで運営。 アンケートコーナーにも多くの方に足を止めていただき、アンドパッドに対するリアルで貴重なフィードバックを直接伺うことができました。 🤝 過去と現在が繋がった、印象的なエピソード 3日間ブースに立った中で、特に心に残っているエピソードがあります。 ブースを訪れてくださった方の中に、現在アンドパッドで活躍している社員と、前職で一緒に働かれていたという方がいらっしゃいました。 その方から「今のアンドパッドってどんな事業に挑戦しているの?」「実際の技術スタックはどうなっているの?」と、非常に熱心にご質問をいただく場面がありました。そこから会話が弾み、現在の私たちの開発体制や、これから目指していく組織のビジョンについてディープにお話しする中で、さらに新しい交流へと発展していきました。 単に「懐かしい再会」や「情報交換」に留まらず、最終的には「アンドパッドの選考フローがどうなっているのか」という具体的なステップにまで興味を持ってご確認いただくことができました。最先端の技術を追う場所であると同時に、「過去の繋がりや、人と人とのコミュニティの交流の大切さ」を肌で感じられたことは、カンファレンスならではの忘れられない瞬間です。それと同時に、私たちのミッションである「アンドパッドの仲間を増やしていく」という究極の目的に一歩近づくような、採用担当としてこれ以上ないほど手応えのある、素晴らしい交流を生み出すことができました。 🚀 全てのコンテンツが大盛況!現場で感じた「アンドパッドらしさ」 おかげさまで、どのコーナーも3日間を通して大盛況のまま終了することができました! 「アンドパッドのTechBlog、いつも読んでます!」「エンジニアの皆さんとこんなに深く技術の話ができると思わなかった」といった温かい声を直接いただけたことは、採用担当としてこれ以上ない喜びでした。 今回、23名という大所帯のメンバーが職種や役割の垣根を越えて連携し、来場者の皆さんに「最高の体験」を提供しようと奮闘する姿は、まさに弊社のバリューである Professional を体現していました。 エンジニアが技術の楽しさと奥深さを全力で伝え、私たちが人事・広報としてその環境や文化をサポートする。 この両輪が揃ってこそ、アンドパッドという組織の魅力が真っ直ぐに社外へ伝わるのだと確信した、本当に濃密で素晴らしい3日間でした。 【番外編】函館の食と景色を満喫! 今回のRubyKaigiは、歴史情緒あふれる函館での開催でした。 ブース運営の合間には、函館ならではの景色や食に触れ、チームメンバー同士の親睦を深める貴重な時間となりました。 満開の桜と五稜郭 : ちょうど見頃を迎えた五稜郭公園。満開の桜の下で、リフレッシュすることができました。 函館の味覚 : ジンギスカンや海鮮など、地元の食を囲んでエンジニアと採用チームの連携をより強めることができたと感じています。 こうしたオフラインならではの体験が、最終日のブース運営まで走り抜けるエネルギーに繋がりました! アンドパッドとRuby、これまでの歩みとこれから ここからは、採用・育成チームでマネージャーをしている中野がお送りします。 磯崎のレポートにもあった通り、今回のRubyKaigi 2026はメンバー全員が職種の垣根を超えて一丸となり、本当にいいブース展開ができたなと感じています。 私自身は、今回で5回目の参加でした。 毎年思うことですが、あの独特のあたたかい空気感と、会場全体に満ちている「技術へのワクワク感」は、何度来ても心地いいですね。この空間に一緒にいられることが、純粋に嬉しいなと感じる時間でした。 言葉で説明できない「あの感じ」を共有したくて 今回は、初参加の人事メンバーも連れていきました。 普段、社内で「Rubyコミュニティはすごいんだよ」といくら言葉で説明しても、あの現地の熱気だけは伝わりきらないんですよね。実際に足を運んでみて、「あ、こういうことか!」という発見や、参加する楽しさを少しでも感じてくれていたら嬉しいです。 それにしても、RubyKaigiって本当に不思議な場だなと思います。 私のような非エンジニアに対しても、Matzさんや松田さんがラフに話しかけてくださったりして。そんな懐の深さに触れるたび、「自分たちもこのコミュニティの一員なんだな」と実感できて、すごくありがたいなと思います。この素晴らしいコミュニティが続くよう、アンドパッドとしても支援していきたいし、私たちが企業として成長していくこと自体が、コミュニティへの一番の恩返しになるのかもしれないといつも思っています。 2019年から続く、アンドパッドとRubyコミュニティのつながり 今回アンドパッドが「Rubyスポンサー(※ 広瀬のブログ にある通り、気合を入れて様々な企画を準備しました!)」を務めている背景には、実はちょっとした思い入れがあります。 きっかけは2019年に初めてスポンサーをした時まで遡ります。 当時は社名もロゴも今とは違っていて、まさにこれから組織を大きくしていくぞ!というタイミングでした。あの時、RubyKaigiを通じてたくさんの素晴らしいエンジニアと出会えたことが、今の私たちの成長に繋がっています。 あれから、お陰様でリリース10周年を迎え、ARRも100億円を突破しました。この成長を支えてくれたRubyやコミュニティに対して、今度は私たちがスポンサーという形で盛り上げるお手伝いができるのは、とても感慨深いです。 もちろん、私たちの挑戦はまだまだ続きます。 「幸せを築く人を、幸せに。」このミッションの下、ARR300億円というさらに大きな目標に向けて、AI活用も含めてやりたいことは山積みです。そのためには、もっともっと新しい仲間が必要です。このRubyKaigi 2026での色々な出会いが、次の10年を一緒に歩むきっかけになればいいな、と願っています。 次は、宮崎で! 色々な出会いに感謝、そして今回しか味わえない最高のカンファレンスに参加させてくれた会社にもありがとう、ですね。 来年の宮崎でも、また胸を張って皆さんとお会いできるよう、明日からまたエンジニアが活躍できる環境づくりを頑張っていきます。 おわりに 「幸せを築く人を、幸せに。」 このミッションを支える技術の力を信じて、これからもアンドパッドの魅力を発信し続けていきたいと思います。 今回の記事で少しでもアンドパッドに興味を持っていただけたなら、ぜひカジュアルにお話ししましょう!函館の思い出話から、私たちが目指す組織の話まで、皆さんからのご連絡をお待ちしています。 ▼ アンドパッドでは、一緒に働く仲間を募集しています! カジュアル面談はこちら 採用情報・求人一覧
こんにちは、採用広報の id:sezemi です。 RubyKaigi 2026 が終わって、はや 1 か月、興奮冷めやらぬまま、次は地域 Ruby 会議がやってきますね。 アンドパッドは 6/6 開催の 松江 Ruby 会議12 に協賛しており、当日はブースも出展しますので、また Rubyist の皆さんに会えることを、とても楽しみにしています! さて、その RubyKaigi 2026 ではアンドパッドから合計 6 名が登壇しました。 この記事では、登壇の裏話、補足、思い出などなどを登壇者に語ってもらいました。 なお、登壇者の一人 hsbt は別エントリで記事を出しますので、ぜひそちらもご覧ください。 Hasumikin 話したこと・伝えきれなかったこと PicoRubyをWASMビルドしたPicoRuby.wasmと、その上につくったFunicularというブラウザアプリフレームワークの話をしました。最近なぜかPicoRubyのトークをする人が増えたので、ハードウェアのトピックは彼等に任せ、わたしはちょっと趣向を変えてみようと思った、というわけです。 なのですが、どうにもガマンしきれずに、「PicoRubyで動くキーボードにWebSocketサーバを建て、ブラウザのPicoRuby.wasmクライアントとdRubyで通信してLEDを光らせる」といういつものマイコン芸人仕草を30分のトークに詰め込んでしまいました。ですからFunicularの詳しい話はあまりできませんでした。この続きは、ことしのKaigi on Rails 2026でお届けします(プロポーザルが通ったら)。よろしくお願いします。 hasumi の登壇の模様 by hsbt 発表で大変だったこと 初日の午前中の発表だったため、プレッシャーからあっというまに解放されました。まことにありがたいことです。 Funicular: A Browser App Framework Powered by PicoRuby.WASM RubyKaigi 2026 の思い出 やんちゃハウスという宿泊イベント(?)を利用しました。Kaigi会場至近だし1階にラーメンバーがあるし、道路を渡れば日帰り温泉があり、完璧な宿泊体験でした。 Kaigi後にはレンタカーに乗って、小樽や余市や支笏湖やディープな温泉を旅しました。小樽ではぬかるみで滑って転んでiPhoneを壊してしまいましたので、急遽札幌の電器店へ行き、新しいiPhoneを購入しました。同道のポーランド人は、このトラブルに乗じてポケモンセンターサッポロへ寄ることができて大満足な様子でした。 Youchan 話したこと・伝えきれなかったこと 「Guide to getting started walking source codes of CRuby」というタイトルでCRubyのソースコードを読むためのTipsを紹介しました。 CRubyに限らないジェネリックなソースコードの読み方からCRubyに特有のことなどをなるべく実際のソースコードを参照しながら解説しました。 また、AIを活用してソースコードを読むという方法も紹介しました。 CRubyの内部に関しては伝えたいことが沢山ありましたが、本トークではなるべく読み方にフォーカスして話しました。 伝えられなかったことは、同人誌として執筆した「CRuby Quest ~Rubyのぼうけんのしょ~」に書いたのでRubyKaigiの会場で購入されたかたはそちらも参考にしてほしいです。 youchan の登壇の模様 by hsbt 発表で大変だったこと 発表自体よりも前述の同人誌の執筆が大変でした。 発表は同人誌の執筆による副産物のようなものでしたが、苦労して本を書いたのでトークの内容も自信を持って話せるものになったと思います。 Guide to getting started walking source codes of CRuby 左右キー(← →)でページ送りできます RubyKaigi 2026 の思い出 自分のトークの後は休み時間はだいたい本屋さんにいて、ずっとサインをしていたように思います。 売れっ子の作家になった気分で楽しかったです。 あとはコード懇親会でPicoPicoRuby(コミュニティ)のみなさんとワイワイできたのがよかったです。 Day 2 で bento プレゼンターをした様子 nagachika 話したこと・伝えきれなかったこと 「Pure Intonation on Browser: Building a Sequencer with Ruby」というタイトルで ruby.wasm と Web Audio API を利用してブラウザ上で動作するシンセサイザー/シーケンサーを開発した話をしました。 最近の RubyKaigi で音声まわりに関する発表が多かったことに触発されて以前からやりたかったシンセサイザー開発+最近興味を持った音楽理論の実現をやってみたというものです。ruby.wasm については ledsun さんのセッションも類似のテーマとなりそうだったのでトークの半分くらいは元にした音楽理論についての話に割くという RubyKaigi っぽくない内容になって個人的には良かったかと思います。 開発しているシーケンサーはさらに MIDI コントロールも可能にしていて、専用の MIDI コントローラーをこれまたブラウザで動かすものを開発しています。これについては松江Ruby会議12で発表させていただく予定です。 nagachika の登壇の様子 by hsbt 発表で大変だったこと 大きなカンファレンスでのトークはとても久し振りだったこともあり、資料の発表者ノートも入念に書き上げ(RubyKaigi では日→英の同時通訳が行なわれ、日本語での発表者は翻訳者の方に事前に資料を提供する必要があるのでそのためという側面もあります)練習もしていました。本番では逆にそれにひきずられて台本を読み上げることに集中してしまって普段通りのトークができなかったなという反省があります。次の機会ではもうすこしリラックスして発表できるようにしたいです。 RubyKaigi 2026 の思い出 アンドパッドのランチ提供の3日目のやきとり弁当を手渡す係をやらせていただいたのですが、大量のお弁当が次々と配られていくのを目の当たりにして不思議な充実感を覚えました。なんというか人間には食事を提供して人々の腹を満たすということに快感を覚える本能があるのではないでしょうか。 また会期後の Day 4 には函館市電に乗って LT 大会をするというイベントに参加して紙芝居形式の LT をするというはじめての経験もしました。他の方の LT もユニークなものばかりで楽しかったです。 Leo 話したこと・伝えきれなかったこと RubyKaigiの定番企画「Ruby Committers and the World」の司会を務めさせていただきました。RubyKaigiに参加しているRubyコミッター全員をステージに集めて、観客の前でRuby開発者会議を開催し、ワイワイと楽しく議論していただくことがコンセプトです。トピックは事前にコミッターたちから集めて、いい感じに議論できるように選定しました。今年は特にRubyの開発におけるAI活用の話が盛り上がりました。去年の同セッションでAIの活用のトピックもありましたが、懐疑的な意見が多かった。一方、今年はRuby開発で本格的に使っているコミッターが目立っていました。中でも、Matzが他のコミッターよりも積極的に活用していたのは驚きでしたが、同日のMatzキーノートで「これまでヒューマンインテリジェンス(コミッタの方々)に頼んでいたことが、AIに頼むようになっただけ」と語っていて、なるほどと納得しました。 発表で大変だったこと このセッションの司会になったのは、RubyKaigi 2024直前にRuby Committers SponsorのShopify Engineeringに声を掛けて頂いたことがきっかけでした。毎回、トピックの選定が難しいです。トピックはShopify所属のRubyコミッターと相談しながら選定しますが、普段意識しないレイヤーの話題が多くて、トピックの下調べが必要です。トピックの背景を理解するために、Ruby開発者会議の議事録やRuby本体のRedmineイシューを漁って予習をしました。 きゃー、 Leo さーん #rubykaigi pic.twitter.com/QO6fKDJ59q— ANDPAD (アンドパッド)開発部 (@andpad_dev) April 24, 2026 RubyKaigi 2026 の思い出 RubyKaigiの初回開催は2006年でした。数え方によっては、RubyKaigi 2026は20回目の開催となります。そういう背景もあり、2日目のheadius氏のKeynot「Twenty Years of JRuby」が印象に残りました。20年の積み重ねは偉大! kei-s 話したこと・伝えきれなかったこと 3日目の Matz キーノート直前に、アンドパッドとしてのスポンサーLTに登壇しました。 今回の発表では、「帰り道に建設現場を見たら、その現場を動かす Ruby のことを思い出してほしい」というメッセージを軸に、アンドパッドの現在と未来をお話ししました。今年3月にサービス開始10周年を迎え、ARR100億円を突破して次なる300億円へ挑む私たちのプロダクトを支えているのは、まぎれもなくRubyの力です。 今年は4名のスピーカー登壇に加え、セッションの司会、ブース出展、ランチやドリンクの提供、そして総勢23名の参加とアンドパッドの存在感が高かったので、それを最後に聴衆の印象に残せるよう目指しました。 kei-s の登壇の様子 by hsbt 発表で大変だったこと 「3分」というタイトな尺の中に、どうやって伝えたい内容を込めるかというタイムマネジメントに注力しました。 全体の構成や大枠自体は会期前に完成していたのですが、函館の名の由来が室町時代の「館(建物)」にあることや、初日のキーノートで語られた「Box Building」の文脈など、現地で得たトピックをどうしても盛り込みたくなり、会期中に急遽内容をアップデートしたのです。限られた時間の中で、追加したストーリーとビジネス・組織のファクトを綺麗に繋ぎ、かつ3分ピシャリに収めるための推敲とトーク練習は、登壇直前のギリギリまで繰り返し行いました。現地での熱量を生で取り込んだからこそ、ライブ感のある最高のアピールができたと思っています。 RubyKaigi 2026 の思い出 アンドパッドが提供したランチは非常に人気で行列ができたのですが、列形成が少しスムーズにいっていないのを見て、勝手に責任を感じて当日スタッフのように列の整理を手伝ったりしていました。 また、2日目夜に開催したアンドパッド主催のコード懇親会には、実はこれといった役割を決めずにぶらっと参加していました。しかし会場に着くと、気がつけば雑務をこなしたり、参加者の皆さんに積極的に声をかけて、お互いにまだ知らない隣の人同士を繋げたりしていました。それが、個人的にとても楽しかったです。 まとめ アンドパッドの Speaker の面々、 5 名に発表のふりかえりと舞台裏などを語ってもらいました! Ruby のコアなところからブラウザアプリケーション、そして多くの反響を生んだ Ruby Committers and the World での司会進行、そして建設現場の話まで、アンドパッドからの幅広い発表をご清聴いただき、ありがとうございました。 これからも Kaigi on Rails や地域 Ruby 会議などでの今後の発表をお見逃しなく! そして、建設現場をみてアンドパッドを思い出した方はぜひお話しましょう! カジュアル面談やポジションへのご応募お待ちしております。 <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fhrmos.co%2Fpages%2Fandpad%
こんにちは、Ruby コミッタの柴田 (hsbt) です。最近はプレイするゲームに NTE を追加してしまい、いよいよ早起きする時間を30分繰り上げないとプレイしているゲーム全てのデイリークエの消化が追いつかなくなってきました。 先日の RubyKaigi 2026 では、例年通りアンドパッドはスポンサーとしてブースを出展し、ご当地ランチやドリンクを提供しました。たくさんの方から「これが食べたかった」という声を聞いて、選んだ当事者としては大満足です。 今回のアンドパッドのブースでは、参加者の皆さんに普段の Ruby 開発環境について 7 つの質問に答えていただくアンケートを実施しました。この記事では、その結果を順番に紹介しながら、Rubyist の現在地と、Ruby と Ruby のエコシステムのメンテナとして私見をあわせてお伝えします。 なお、Q1 と Q2 は単一回答ですが、Q3 以降は複数回答可の設問になっています。ユニークな回答者数は 350〜400 名前後ですが、グラフの棒の長さは「その選択肢を採用している人の絶対数」を表しており、「シェア」ではないことに注意して読んでいただければと思います。 RubyKaigi はその性質上、回答者は日本を中心としつつ、来日した Rubyist も多く含まれます。グローバルな Stack Overflow Developer Survey などとは母集団が大きく違うので、「Ruby を現役で書いている、カンファレンスに足を運ぶようなアクティブな開発者」のスナップショットとして読んでいただくのが良いかなと思います。 Q1. Ruby の使用歴は何年ですか? 1 問目は Ruby 歴です。回答の分布はおおよそ以下の通りでした。 0 年〜2 年: 約 115 3 年〜5 年: 約 95 6 年〜9 年: 約 65 10 年以上: 約 100 「0 年〜2 年」が最多で、「10 年以上」がほぼ同数で続く U 字型の分布になりました。Ruby は登場から 30 年を超えた言語ですが、新しく Ruby を書き始めた層と、長年メインで使ってきた層が両方厚いというのは、コミュニティの世代交代と継続性が両立しているサインだと受け止めています。 世界的にも、AI coding を活用して少人数チームでも「もう一度 Rails で作ってみよう」という機運が高まっている一方で Shopify や GitHub のような大規模事例も継続的にアップデートされています。ブースに来ていただいた方からも「最近 Ruby を書き始めました」という声を聞く機会が増えてきたのと、このアンケート結果の手触りは一致しています。 Q2. 業務プロジェクトのメインとなる Ruby のバージョンは何ですか? 業務で使用している Ruby のバージョンについての結果は以下の通りです。 Ruby 3.2 以前: 約 60 Ruby 3.3: 約 50 Ruby 3.4: 約 145 Ruby 4.0 (Stable): 約 140 Ruby 4.1 以上 (master/dev): 約 15 私が一番驚いたのはこの結果です。Ruby 4.0 は 2025 年 12 月 25 日にリリースされたばかりですが、半年も経たないうちに業務プロジェクトのメインバージョンとして Ruby 3.4 と肩を並べる規模になっています。Ruby 4.0 はメジャーバージョンアップながら互換性を強く意識して設計されており、3.x からの移行コストが小さいことを開発チームとして意識してきました。各種 Gem の対応も急速に整い、CI で 4.0 を主要バージョンに切り替えるプロジェクトが増えているのは、その設計判断が報われた結果だと感じています。 3.3 以前を引き続き使っている層がそれなりにいる点も、長期運用しているサービスの実情として現実的な数字です。3.2 系はすでにEOL、3.3 系も 2026 年 3 月で通常メンテナンスを終了しているので、セキュリティメンテナンス期間のうちに 3.4 系か 4.0 系へのアップデートを計画していただきたいところです。アップデートの障壁になっている点があればメンテナとしてフィードバックは歓迎します。 Q3. 業務でメインに使用しているエディタは何ですか? エディタの回答分布は以下の通りです (複数回答可)。 VS Code: 約 200 Cursor: 約 110 Neovim / Vim: 約 70 RubyMine: 約 45 Zed: 約 15 Emacs: 約 10 Sublime / Cmux / Antigravity / Helix: 各数件 その他: 約 10 ここから複数回答可能な設問です。そのため、「業務で使っているエディタを複数選んだ」結果と読むのが妥当です。VS Code 利用者の一定数が Cursor も併用していたり、Neovim / Vim を日常使いつつ補完目的で VS Code も入れている、といった重なりが含まれているとして、それでも VS Code が約 200 名で圧倒的トップ、Cursor が約 110 名で 2 位という勢力図は明確です。 世界的にも JetBrains の State of Developer Ecosystem や Stack Overflow Developer Survey で VS Code は数年来トップですが、それに加えて Cursor や Zed などの増加を見ると、LSP (ruby-lsp )やAI アシスト機能の質で決まるフェーズに入ったことが、この結果に表れています。 Q4. 業務に導入・活用しているコーディングエージェントは何ですか? ここは今回のアンケートの中で最も結果が偏った質問でした (複数回答可)。 Claude Code: 約 325 GitHub Copilot (Chat / Autocomplete): 約 85 GitHub Copilot Workspace: 約 55 Codex: 約 25 会社規定により使用不可・使用していない: 約 10 Devin: 約 10 Amazon Q Developer / Cline / Roo Code / Gemini / その他: 各数件 注目すべきは、Claude Code が約 325 名で、回答者全体の 8〜9 割を占めている点です。「Coding Agent を使っているなら、その中に Claude Code が含まれている確率がきわめて高い」という事実が示されており、Ruby 開発者のあいだで Claude Code が事実上の標準採用になっていると言えます。 「会社規定により使用不可・使用していない」が一定数あるのは現実問題として重要なポイントです。コードや顧客データを LLM に送信する経路の整理、ベンダーロックインの懸念、契約上の取り扱いなど、企業として整理すべき論点はまだ多く残っています。こうした「ツールを使えるようにする側」の地道な仕事も含めて、これからの開発組織の競争力に直結する領域だと感じています。 Q5. Coding Agent を使って何を作っていますか? Coding Agent の用途の分布は以下の通りです (複数回答可)。 業務のプロダクト: 約 320 趣味のソフトウェア: 約 165 業務の間接ツール: 約 160 プロダクトで使っている OSS: 約 50 その他 OSS 全般: 約 35 その他: 約 5 合計票数は約 735 と 1 人あたり平均 2 つの用途で Coding Agent を活用していることが分かります。「業務のプロダクト」が約 320 名で回答者のほぼ全員が業務プロダクトに Coding Agent を導入しているのは予想通りですが、特に注目したいのは「趣味のソフトウェア」と「業務の間接ツール」がそれぞれ 160 名前後と、業務プロダクトの半分の規模で並んでいる点です。私自身、Ruby の周辺ツール (all-ruby) やリリース/パッケージングスクリプトなどのメンテナンスを Claude Code に任せられるようになってから、自分の手で書く量は減ったのに進められる仕事は増えるという状態になっています。 「プロダクトで使っている OSS」(50) と「その他 OSS 全般」(35) を合わせると、85 名前後が OSS の改善にも Coding Agent を活用していると回答しています。重複を考慮しても、回答者の 2 割程度が OSS のメンテナンスに Coding Agent を持ち込んでいる計算で、これは昨年なら考えにくかった結果です。Ruby の OSS エコシステムにとっても、Coding Agent はメンテナの負荷を下げる方向に作用していくはずで、私自身も RubyGems や Bundler のメンテナンスでその効果を実感しています。 Q6. プロジェクトのパッケージ・バージョン管理には何を使用していますか? Ruby とその関連ツールのバージョン管理の分布は以下の通りです (複数回答可)。 rbenv など Ruby 専用のツール: 約 200 mise / asdf: 約 145 Homebrew (Project local): 約 140 Dev Containers: 約 60 Nix 系のツール (nix / devbox など): 約 5 その他: 約 10 私もメンテナの一人である rbenv 系を選んだ人が依然として最大の勢力ですが、mise / asdf のような汎用バージョンマネージャもそれに迫る規模に育っています。Node.js や Python、Go など複数言語を行き来する開発が当たり前になってきた今、「言語ごとに専用のバージョンマネージャを入れる」アプローチから「一つのツールで全部を管理する」アプローチへの移行が Ruby コミュニティでも確実に進んでおり、rbenv ユーザーの一部が mise への併用・移行を始めている過渡期と読むこともできそうです。 Homebrew (Project local) が mise などと同じ数なのは Docker やリモート開発環境で業務プロジェクトごとの Ruby を実行している人が増え、「ローカルマシン上で複数バージョンを切り替える必要がそもそも無くなった」結果ではないかと推測しています。 Q7. 業務プロジェクトのローカル実行環境はどう構築していますか? ローカル実行環境の分布は以下の通りです (複数回答可)。 Docker Compose: 約 295 Native (macOS / Linux): 約 65 Lima / Colima: 約 35 OrbStack: 約 30 Kamal (Local Runner): 約 5 Codespaces / Cloud IDE: 約 5 Podman Desktop: 約 5 その他: 約 5 Docker Compose を選んだ人は約 295 名で、回答者の 8 割近くが日常的に Docker Compose を立ち上げている計算になります。Rails アプリケーションの開発では、Web サーバ・データベース・Redis・ジョブキューなどを Docker Compose でまとめて立ち上げるのが事実上の標準形になっているようです。 今回の結果では Lima / Colima が 35、OrbStack が 30 と拮抗しています。Apple Silicon 上での Linux コンテナの動作については、macOS 26 で導入された Apple 公式の container コマンド がどう普及してくるかも個人的には気になっています。Native (macOS / Linux) が 65 と一定数あるのは、Ruby / PostgreSQL / Redis などは macOS や Linux 上でそのまま動かすことができ、コンテナ経由よりもネイティブ実行の方が単純に速いから、というのが推測です。私もこの方法で開発することが多いです。 アンケート結果から見えてくる Ruby コミュニティの現在地 7 つの質問の結果を通して見えてくるのは、Ruby コミュニティが「成熟しつつも、ツーリングの面では非常に動的なフェーズにある」という姿です。 Ruby 4.0 への移行が予想以上に早く進んでいること、エディタは VS Code / Cursor のような AI 連携の強いものに集約されていること、Coding Agent は Claude Code が突出していること、バージョン管理は rbenv 一強から mise / asdf へ
こんにちは、ザックです。アンドパッドでフリーランスの Rails エンジニアとして働きながら、趣味で Ruby や Rails にコントリビュートしています。 このポストでは、Rails へ静かに加わったあまり知られていない機能を紹介します。大規模な Rails アプリケーションを扱うエンジニアには、特に役立つと思っています。 Deprecated Associations 古いアソシエーションの削除は、本来ならルーティンな作業のはずですが、実際には手探りになりがちです。 コードベースを検索し、明らかな呼び出し箇所を修正し、テストを走らせ、アソシエーションを削除します。すべて問題なさそうに見えます。しかし、バックグラウンドジョブや管理画面、めったに使われないエンドポイントがまだ古い名前を呼び出していることが本番で発覚します。もはやクリーンアップ作業ではなく、インシデントです。 Rails 8.1 は小さな機能を追加しました: アソシエーションを deprecated としてマークできるようになりました。単に警告を出せるというだけではなく、段階的に移行する道筋を示してくれます: 開発環境では :warn を使い、エンジニアが作業を妨げずに deprecated な使用箇所を確認できる。 テストと CI では :raise を使い、新しい呼び出しが混入しないようにする。 本番環境では :notify を使い、残っている隠れた呼び出し元を構造化ログで見つけてからアソシエーションを削除する。 「もう使われていないと思う」を、ほぼ確実な保証に変えられます。 問題 アソシエーションを削除するときに難しいのは、リファクタリング自体ではありません。すべての呼び出し元を見つけられたかどうかを確認することです。 コード検索は役立ちますが不完全です。アソシエーションの使用箇所は、コントローラ、ジョブ、ビュー、preload クエリ、スクリプトなど各所に散らばっています。ローカルで再現しにくいパスもあれば、本番トラフィックでしか実行されないパスもあります。 だからこそ、アソシエーションを早まって削除するのは危険です。メソッドはすぐに消えますが、呼び出し元は消えません。移行後に1つでも残っていれば、そのコードパスが実行された瞬間に落ちます。 既存のアプローチ この機能が登場する前は、各チームが独自の解決策を用意していました。 よくあるアプローチは、アソシエーションのメソッドをラップして deprecator で警告を出すことです: class Author < ApplicationRecord has_many :articles, class_name: "Post" has_many :posts, class_name: "Post" def posts Rails.deprecator.warn("Author#posts is deprecated, use #articles instead.") super end end 直接呼び出しはキャッチできますが、eager load やネストされた属性、フレームワーク側の間接的な使用は漏れます。廃止したいアソシエーションが十数個あれば、形の違う手書きのラッパーが十数個できあがります。 段階的なアプローチを省略して grep・置換・削除だけで済ませるチームもあります -- うまくいかなくなるまでは。 黙って壊れるのはこういう状況です: class Author < ApplicationRecord has_many :articles, class_name: "Post" end class LegacyAuthorDigest def published_titles(author) author.posts.published.order(:id).pluck(:title) end end Author#posts がすでに削除されていれば、LegacyAuthorDigest はそのコードパスが初めて実行された瞬間に NoMethodError で落ちます。 アソシエーションを deprecated にする class Author < ApplicationRecord has_many :articles, class_name: "Post" has_many :posts, class_name: "Post", deprecated: true end Rails のドキュメントでは Deprecated Associations として解説されています。 この変更だけで、Rails が posts の使用を報告し始めます。対象は直接のメソッド呼び出しだけではありません -- クエリ実行、ネストされた属性、:dependent や :touch といったオプションの副作用による使用も報告されます。宣言はアソシエーション自体に付くため、呼び出し箇所ごとに警告を書く必要がありません。 まず :warn から始める # config/environments/development.rb config.active_record.deprecated_associations_options = { mode: :warn, backtrace: false } エンジニアは警告を確認できますが、作業はブロックされません。 LegacyAuthorDigest.new.published_titles(author) # => ["Kindred"] :warn モードでは、deprecated なアソシエーションを呼び出しても結果は返りますが、警告がログに出ます: The association Author#posts is deprecated, the method posts was invoked (app/services/legacy_author_digest.rb:3:in 'LegacyAuthorDigest#published_titles') ["Kindred"] コードは動き続けました。警告は移行の初期段階で有効で、作業の邪魔にならないからこそ意味があります -- 最初からエンジニアへ負担をかけると、回避策を探し始めて移行への協力が得られなくなります。 テストと CI では :raise を使う # config/environments/test.rb config.active_record.deprecated_associations_options = { mode: :raise, backtrace: false } :raise に設定すると、古い呼び出し箇所はすぐ失敗します: ActiveRecord::DeprecatedAssociationError: The association Author#posts is deprecated, the method posts was invoked (app/services/legacy_author_digest.rb:3:in 'LegacyAuthorDigest#published_titles') app/services/legacy_author_digest.rb:3:in 'LegacyAuthorDigest#published_titles' フィーチャーブランチで新たな呼び出し箇所が追加されても、テストを走らせた時点で気づけます。移行が「なるべく使わないでください」から「誤って新しい使用箇所をマージできない」に変わります。 置き換え後のパスはそのまま動きます: class AuthorDigest def published_titles(author) author.articles.published.order(:id).pluck(:title) end end 本番環境のツール: :notify # config/environments/production.rb config.active_record.deprecated_associations_options = { mode: :notify, backtrace: false } このモードでは、Rails はログ出力や例外の raise の代わりに deprecated_association.active_record 通知を publish します。 本番環境こそ、隠れた呼び出し元が見つかる場所です。忘れられたジョブ、古い管理画面、低頻度のリクエストパスは、ローカルのテストでは一切現れないことがあります。:notify を使えば、本番トラフィックを失敗させずにそれらの呼び出し元を観測できます。 deprecated_association.active_record 通知のペイロードには以下が含まれます: アソシエーションのリフレクション 人が読めるメッセージ deprecated な使用が発生したアプリケーション側の場所 任意のバックトレース 通知を受け取る Active Support Instrumentation と ActiveSupport::Notifications を使います。イニシャライザでイベントを購読し、構造化ログを出力します: # config/initializers/deprecated_association_subscriber.rb ActiveSupport::Notifications.subscribe("deprecated_association.active_record") do |_name, _start, _finish, _id, payload| reflection = payload.fetch(:reflection) Rails.logger.warn( { event: "deprecated_association_usage", association: "#{reflection.active_record.name}##{reflection.name}", model: reflection.active_record.name, association_name: reflection.name.to_s, location: payload[:location]&.to_s }.to_json ) <span cl
こんにちは、 id:sezemi です。 この特集を始めた頃は、子どもたちの春休みのお弁当に悩む時期でしたが、いまは学校が始まりました。 ふい~と胸をなでおろしつつ、ふと昼食時の静寂がさみしさを感じる在宅勤務です。 さて、いよいよ RubyKaigi 2026 まで、あと 7 日です。 RubyKaigi 2026 特集もこの記事がラストです。 これまで Drinkup 、 Drinks and Local Meals 、立ち読み喫茶、アンドパッドから登壇する Speakers によるトーク紹介と特集して参りました。 アンドパッドは RubyKaigi 2026 で Ruby Sponsor として Drinks and Local Meals と Drinkup を提供します(前編) - ANDPAD Tech Blog アンドパッドは RubyKaigi 2026 で Ruby Sponsor として Drinks and Local Meals と Drinkup を提供します(後編) - ANDPAD Tech Blog アンドパッドは RubyKaigi 2026 で立ち読み喫茶と本のプレゼント企画をやります - ANDPAD Tech Blog アンドパッドから RubyKaigi 2026 にエンジニア 4 名が登壇します! - Ruby のコアからエコシステムまで - ANDPAD Tech Blog 最後の記事はアンドパッドブースの展示内容とノベルティを紹介しながら、締めくくりとして、アンドパッドが、なぜこれだけ RubyKaigi 2026 を Ruby スポンサーとして盛り上げようとしているのか、その背景を紹介します。 最後までぜひご覧ください。 Ruby 開発環境現状確認 2026 アンケートに答えるとノベルティをプレゼント! アンドパッドブースでは先日の "立ち読み喫茶" に加えて、 Ruby 開発環境現状確認 2026 アンケートを行います。 その名の通り、 RubyKaigi 2026 に来ている Rubyist の開発環境現状確認として、業務で使っている Ruby のバージョンやエディタ、コーディングエージェントなどを聞く簡単なアンケートを実施します。 回答結果は Day ごとに X でポストするほか、最終結果はテックブログで公開しますので、ぜひご協力ください。 私自身、開発環境現状確認エントリ大好き人間なので、とても楽しみにしています。 そして、アンケートに答えたり、 X アカウントをフォローいただくと、恒例のアンドパッドのオリジナルノベルティをプレゼントします! 今回用意したノベルティは 4 種。 カンファレンスや日常生活に役立つものを作ったので、ぜひ受け取って、使ってください。 ANDPAD デカデカバッグ Conference Journey Log ANDPAD メジャー ANDPAD マスキングテープ 今日はこの中から 2 つ紹介します。 カンファレンス巡りで使えるスタンプ帳、 Conference Journey Log が新登場! Ruby コミュニティで開催されるカンファレンスは、 RubyKaigi や Kaigi on Rails だけでなく地域 Ruby 会議もあります。 また、 Ruby だけでなく様々な専門技術のカンファレンス、横断テーマのカンファレンスなどが全国各地、世界各地で開催されています。 Rubyist の皆さんも旅をしながら、カンファレンス巡りを楽しんでいることでしょう。 そして、各カンファレンスでは独自のステッカーや中にはスタンプがあり、また、それに加えてスピーカーや書籍の著者のサインももらう機会もあります。 それらをコレクションできるスタンプ帳として制作したのが、 Conference Journey Log です。 中身は白地のノートになっているので、思い思いにステッカーやプリクラを貼るなど自由に使ってください。 Rubyist が大好きなカンファレンス巡りで活躍しますので、ぜひお供にどうぞ! ANDPAD メジャーが復活 アンドパッドでは軍手やグローブ、ツールセットなど建設小物をノベルティにしてきましたが、根強い人気を誇っていたのがメジャーです。 過去のメジャー 今回それを復刻しました! そして、水平器付きです。 メジャーとしての機能だけでなく、 DIY や家具の組み立てのときなどに重宝するアイテムです。 新作メジャー その他にもカンファレンスや日常生活で使えるノベルティを揃えましたので、アンドパッドブースへのお越しをお待ちしております。 アンドパッドが RubyKaigi 2026 で Ruby スポンサーになった理由 これまで特集してきたように、アンドパッドは RubyKaigi 2026 を盛り上げようと Ruby スポンサーになり、気合を入れて、ドリンクやランチ、 Drinkup にブースと沢山のことを企画・準備しております。 その背景にあるものは、アンドパッドが初めて RubyKaigi に Ruby スポンサーとして協賛した 2019 の経験からです。 RubyKaigi 2019 当時はロゴも社名も今とは違っていました (https://rubykaigi.org/2019/sponsors/ より出典) 当時のアンドパッドは大型の資金調達ができ、プロダクト開発を非連続で拡大・成長させるべく、これまでのリファラル採用だけでなく、本格的に門戸を広げたエンジニア採用と広報をはじめる必要がありました。 そこで RubyKaigi 2019 で Ruby スポンサーとして協賛したのでした。 そのときの経緯は以下の記事で触れています。 アンドパッド カンファレンススポンサーの歴史と教訓 ~巨人の肩の上に立つ - ANDPAD Tech Blog RubyKaigi 2019 で Ruby スポンサーをしたことで、コミュニティとのリンクができ、結果として多くの素晴らしいエンジニアを迎えることができました。 それに端を発し、お陰様で会社・プロダクトともに圧倒的な成長を遂げ、 ANDPAD は今年でリリース 10 周年を迎え、今では利用社数 23 万社、ユーザー数 68 万人の毎日の建設業務を支え、 ARR は 100 億円に到達しました。 アンドパッドの 10 年間の成長を生み出した一つは Ruby と、それを支える Ruby コミュニティがあったからとも言えます。 アンドパッドが RubyKaigi 2026 で Ruby スポンサーを務めるのは、 10 年の成長要因の一つとなった 2019 での恩返しでもあります。 page.andpad.jp それでもまだ ANDPAD が建築・建設業界すべての業務をカバーできているわけではなく、 AI 活用も緒についたばかりです。 昨年末に公開した CEO の稲田の記事 の通り、これまでの 10 年をさらに超える ARR 300 億円という目標を立て、 ANDPAD が浸透すべき業務や業種への展開をさらに加速させています。 そのためには、エンジニア組織のさらなる拡大が不可欠です。 この RubyKaigi 2026 ならびに Ruby コミュニティを盛り上げることで、アンドパッドの次の挑戦を共にする新たな仲間に出会うきっかけになればと願っています。 まとめ 最後はエモさが出ましたが、それだけ RubyKaigi 2026 で盛り上げたいと準備を進めています。 ぜひご期待ください。 では、 RubyKaigi 2026 をともに楽しみましょう! 函館でお会いできることを願っております。
こんにちは、 id:sezemi です。 小 4 になる娘から素朴に「大人は春休み、ないの?」と聞かれて、「今度パパは函館に行くんだ!」と謎の返しをしてきました。 間違ってない、 RubyKaigi は各地に連れて行ってくれる旅行のようなもんなんだから。 さて、その RubyKaigi 2026 です。 テックブログでの RubyKaigi 2026 特集月間はまだまだ続きます。 これまでの特集記事は以下のリンクから。 アンドパッドは RubyKaigi 2026 で Ruby Sponsor として Drinks and Local Meals と Drinkup を提供します(前編) アンドパッドは RubyKaigi 2026 で Ruby Sponsor として Drinks and Local Meals と Drinkup を提供します(後編) アンドパッドは RubyKaigi 2026 で立ち読み喫茶と本のプレゼント企画をやります 今回はアンドパッドから 4 名が Speaker になり、過去最高の人数となったので、各 Speaker に見どころや意気込みを語ってもらいました。 ぜひご覧ください! h2{border-left:#ef3340 .3em solid; padding:.4em; border-bottom:none; margin:1em 1em 1em .5em} hasumikin: Funicular: A Browser App Framework Powered by PicoRuby.WASM (Day 1 10:50 rubykaigiA) X: @hasumikin PicoRubyとPicoRuby.wasmの作者。mrubyとmruby/cのコミッター。 トークについて PicoRuby.WASMでブラウザアプリ(SPA)を書くためのフレームワークをつくっている、という話をします。言語処理系からフレームワークまで一貫して開発しているという点がRubyKaigiっぽいと思います。 RubyKaigi 2026 で楽しみにしていること 10年以上ぶりの北海道旅行なので、広大な大地を堪能します。 youchan: Guide to getting started walking source codes of CRuby (Day 1 16:00 rubykaigiC) X: @youchan Rubyで書かれたプレゼンテーションツールGibierの作者。 Asakusa.rb, Chidoriashi.rb のメンバー。 トークについて RubyKaigiに参加のみなさんはRubyの実装についてもっと知りたいと思いますよね。CRubyのソースコードを読んでみたいと思いますよね。私もその一人です。CRubyのソースコードを読むことは冒険のようにワクワクします。そんなワクワクが伝えられたらいいなと思います。 RubyKaigi 2026 で楽しみにしていること RubyKaigiは何もかもが楽しみなのですが、Rubyistのみなさんと会えることが一番の楽しみです。一緒に函館を楽しみましょう! nagachika: Pure Intonation on Browser: Building a Sequencer with Ruby (Day 2 13:30 rubykaigiC) X: @nagachika CRubyコミッター。CRuby安定版ブランチメンテナ。サウンドプログラマワナビー。 トークについて ruby.wasm と Web Audio API を利用してブラウザで動く純正律シーケンサーの紹介をします。ruby.wasm の活用事例と音楽理論の話というまったく違うトピックを織り交ぜるので、幅広い層の人に興味を持ってもらえれば嬉しいです。 RubyKaigi 2026 で楽しみにしていること 久しぶりの発表なのでフィードバックがいただけると嬉しいです。また他にも WASM 関係や音楽関係のセッションが多くあるので、そこから新たな知見や刺激が得られるのも楽しみにしています。 hsbt: Ruby Releases Ruby (Day 3 14:10 rubykaigiA) X: @hsbt OSS プログラマ、 Ruby コミッター、 ruby, rubygems, bundler, rake, rbenv, ruby-build, psych など多数の OSS のメンテナー、そして ruby-lang.org の管理者。 Ruby プログラミング言語の開発を支えるインフラのメンテナンスを担当。 株式会社アンドパッドで技術広報業務に従事しながら、 Ruby プログラミング言語の OSS 開発をフルタイムで行っている。 トークについて RubyやRubyGemsのリリース工程を「手作業の運用」から「堅牢なコード」へ昇華させた技術的実装を紹介します。Linux,FreeBSD,macOSなど数十台の多様なプラットフォームをIaCで統制するCI基盤、リリース時に変更点の集計からMarkdown生成・CDNパージまでを自動化したRubyスクリプト群、バックポートの自動化、そしてgemリリースのSigstore統合まで。最近のリリース頻度向上とサプライチェーンセキュリティ強化を両立させた、RubyだからこそできるRubyの開発とリリース基盤の全貌を解説します。 RubyKaigi 2026 で楽しみにしていること 世界中のプログラマと Ruby と RubyGems について方向性を話してから、色々と物事を進めると言うのを毎年やっているので、今年もあれこれ進めていこうと思います。 まとめ 4 名の Speaker に意気込みを語ってもらいました! ぜひトークにお越しいただいて、感想などを Speaker たちにフィードバックいただければと思います。 また、 Speaker たちはアンドパッドのランチ配布時にお弁当を手渡ししますので、ぜひエールやメッセージをいただけると大変喜びます。 ANDPAD Tech Blog での RubyKaigi 2026 特集はまだ続きます。 次回は皆さん、お楽しみのノベルティを中心に紹介します。
こんにちは、Ruby コミッタの@hsbt です。函館の後に実家に帰るついでに北海道旅行に行こうと15年ぶりくらいに十勝方面の旅程を組んでいる真っ最中です。十勝といえば豚丼、ということで楽しみにしているのですが、ここにきてインデアンのカレーが良い、という情報を入手してそんなに食べられない...となっています。 さて、今回は RubyKaigi 2026 のアンドパッドブースで実施する「立ち読み喫茶」という企画のご紹介です。 アンドパッドは RubyKaigi 2026 で Ruby Sponsor として Drinks and Local Meals と Drinkup を提供します(前編) アンドパッドは RubyKaigi 2026 で Ruby Sponsor として Drinks and Local Meals と Drinkup を提供します(後編) 立ち読み喫茶とは 喫茶店のテーブルに本や雑誌が置いてあって、コーヒーを飲みながらページをめくる、あの感覚をカンファレンスのブースに持ち込む企画です。 ブースにはアンドパッドの Rubyist たちが選書した技術書を展示します。ソフトスキル、ハードスキルを問わず、それぞれがエンジニア人生で影響を受けた一冊を持ち寄りました。手に取って、気になるページを開いて、立ち読みしてみてください。気になることがあれば、その本を選んだエンジニアに声をかけてください。 「この章の考え方を実際のプロジェクトでこう使った」など、本を介した「雑談」はカンファレンスの廊下での立ち話と同じくらい価値があると思っています。セッションの合間の休憩に、コーヒーを片手に気軽に立ち寄れる場所を目指しています。 私の一冊: APIデザインケーススタディ 私が選んだのは田中哲さんの「APIデザインケーススタディ ――Rubyの実例から学ぶ。問題に即したデザインと普遍の考え方」です。Ruby の標準ライブラリの API がなぜあのような設計になっているのか、どのような問題意識から現在の形に至ったのかを、実例をもとに解説した本です。 私自身が Ruby の標準ライブラリや default/bundled gem のメンテナンスをする中で、この本で紹介されている設計判断の背景に何度も立ち返っています。田中さんが開発者会議の際に「この視点にはユーザーにどのようなコードを書かせたいか、という点が足りないですね」というようなコメントをされていて、その内容を聞いて真っ先にこの本が思い浮かびました。それくらい、API デザインの背景にある問題意識や設計判断を理解することは、API を作る際に重要なことだと思っています。 本屋さんとのコラボ 今回の企画では、展示する書籍の調達の多くを笹田さんの本屋さんにお願いしています。Ruby のイベントで定番となりつつある本屋さんとのコラボです。 カンファレンスという場で本に出会い、良いと思ったら本屋さんで買う、という流れを作りたいと考えました。展示している本の中で気に入ったものがあれば、ぜひ本屋さんで購入してください。 本のプレゼント企画 立ち読み喫茶では、会期中の毎日、本のプレゼント企画を実施します。ランチの受け取りやブースへの立ち寄りの際に応募券を配布するので、必要事項を記入の上ブースにある応募箱に投函してください。 毎日午後の休憩時間に若干名へ展示していた書籍をそのままお渡しします。カンファレンスの記念として手元に置いていただけると嬉しいですし、もし著者が会場にいたらサインをもらうチャンスです。著者と直接話ができるのもカンファレンスならではの体験なので、ぜひ交流のきっかけにしてください。 まとめ 私が本を読むのは、頭の中にインデックスを作るためです。「問」と「解」の両方を手早く引けるようにしておくことを大事にしています。生成 AI が何でも答えてくれる時代であっても、適切な問いを与えるには自分の中にインデックスがなければなりません。技術書はそのインデックスを作るための最も効率的な手段の一つだと考えています。 立ち読み喫茶で本を手に取り、気になるページを読み、その本を選んだエンジニアと語り、気に入ったら本屋さんで買って帰る。本のプレゼントに当選したら、ぜひ会場にいる著者を捕まえてサインをもらってください。カンファレンスで手に入れた本は、セッションの記憶と一緒にずっと本棚に残ります。 RubyKaigi 2026 のアンドパッドブースで、あなたのお気に入りの一冊を見つけてください。会場でお待ちしています。
こんにちは Ruby コミッタの hsbt です。4月に入って RubyKaigi... もありますがバラのシュートが順調に成長してきて函館に行っている最中に開花しないでくれ〜と祈りつつ、5月の満開に向けて毎日手入れをする日々が続いています。 さて、この記事では id:sezemi によるアンドパッドのスポンサー内容紹介の後編として、Drinks and Local Meals について紹介したいと思います。 RubyKaigi 2026 に参加する Rubyist の皆さん、必見です(2回目)。 tech.andpad.co.jp Drinks and Local Meals のメニュー大公開 ! アンドパッドは前年、愛媛・松山の "みかんジュース蛇口" や入れたてのコーヒーを Drinks スポンサーとして提供して大変好評いただけました。 そこで今年はドリンクだけではなくランチも!とさらに拡張して Drinks and Local Meals という、北海道・函館のご当地のドリンクに加えて、 ご当地ランチも提供 します! https://rubykaigi.org/2026/sponsors/ より引用 Local Meals はラッキーピエロのバーガーセット、いかめし阿部商店のいかめし弁当、ハセストのやきとり弁当を日替わりで提供 会場近くにあまり飲食店がないとの情報もあり、今回、アンドパッドからは函館の美味しいご飯を日替わりランチとして毎日 400 食提供します! もちろんアンドパッドだけでなく RubyKaigi Team もお弁当を用意されているので、昼食難民にはならないと思います。 補足として、アンドパッドの日替わりランチのメニューを見て、北海道出身の hsbt も素朴に食べたいと言ってくれた自信メニューなので、ぜひご賞味あれ。 hsbt のワンポイントコメント: 函館来たら食べてもらいたい!というメニューはたくさんあれど、ホテルと RubyKaigi の会場を往復する日々だとなかなか食べにいくのは大変です。それなら会場で食べられるようにすればいいのでは、と考えてランチ提供として発注できないかを検討したところ、いずれのお店も手配するルートがあり、実現できることになりました。 どれも函館の定番の味で、地元民も大好きなメニューなので、ぜひ3食コンプリートしていただきたいです。 Day1: ラッキーピエロ チャイニーズチキンバーガー セット 函館といえば、ご当地ハンバーガーとして大人気のラッキーピエロさん。 その中でも定番の チャイニーズチキンバーガーセットが Day1 に登場です。 初日から皆さんの胃袋をつかみにいきますよ。 ちなみにセットでついてくるラッキーガラナと、北海道名物コアップガラナ、どっちがどっちか飲み比べする謎企画があるかも !? hsbt の函館旅行記の写真より hsbt のワンポイントコメント: ラッキーピエロは函館を中心に展開する地元民に愛されるハンバーガーショップです。ハンバーガーだけではなく、カレーライスなど日常使いのお店なのですが今回は定番中の定番のチャイニーズチキンバーガーを用意しました。ラッキーピエロの看板メニューの甘辛いタレに漬け込んだ鶏肉を揚げたものが挟まれたハンバーガーと北海道のソウルドリンク、ガラナの独自ブランドラッキーガラナをぜひご賞味ください。 Day2: いかめし阿部商店のいかめし弁当 昭和 16 年に生まれた北海道函館本線 森駅の名物駅弁として、長年愛されているお弁当です。 国内最大級の駅弁大会とも言われる、京王百貨店が発表している「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」で 50 年連続売上 1 位を記録したとのことで、書いている私もワクワクしてしまいます。 パッケージもいい hsbt のワンポイントコメント: いかめしは、厳密には函館、ではなく少し北にある森町の名物です。イカの旨味ともち米の食感が絶妙なバランスで、地元民も大好きなメニューです。私も上野や日本橋の百貨店で定期的に開催される北海道物産展に行ってはいかめしを買って食べています。刺身として食べるイカとは違うやみつきになる風味をぜひ味わってみてください。 Day3: ハセストのやきとり弁当 こちらは地元民の皆さんに人気のコンビニエンスストア、ハセガワストア (通称、ハセスト) さんの名物弁当です。 ハセストの店舗にドドーンとある (hsbt の函館旅行記の写真より) 一番の驚きポイントは「やきとり」なのに使われているのは 豚肉 なところです。 厳しい寒さ対策のため、スタミナがつく豚肉が好まれたからだとか。 やきとりと言われると、焼き鳥の味を思い出しますが、どんな味になるのでしょうか? 書いていると、ワクワクどころか、お腹が減ってきました ... 。 お腹が減る写真です hsbt のワンポイントコメント: 焼き鳥!といえば豚肉だろう、という室蘭で育ったのでハセストのやきとり弁当でも豚肉だったのは何も違和感がなかったのですが、改めて考えてみると豚肉?ってなってしまいました。北海道のコンビニといえばセイコーマートことセコマもあり、店舗ごとに調理をしてお弁当を販売しているのが特徴なのですが、ハセストも同様に店舗で注文をしてから焼き鳥を焼くという調理をしています。今回はランチの提供のため、焼きたての焼き鳥を提供することはできないのですが、タレ味の焼き鳥と次に紹介する北海道のサイダー、ナポリンの組み合わせは最高なので、ぜひご賞味ください。 Drinks はコーヒーとご当地ドリンクを提供 前年好評だったご当地ドリンク (Cold) を合計 900 本、コーヒー (Hot) 900 杯を今年も提供します ! Cold Drinks は北海道で生まれた様々なドリンクから 3 つを選びました。 ランチのお供にぜひご賞味ください。 Cold Drinks はコアップガラナ、 Ribbon ナポリン、雪印ソフトカツゲン の 3 種を提供 コアップガラナは地元民が愛する炭酸飲料です。 コーラに似た見た目ながら、ブラジル産ガラナの実から抽出された独特の苦味とフルーティーな香りが特徴です。 コーラとの違いもさることながら、ガラナにも複数種類があるので、先程ランチで挙げたラッキーガラナで飲み比べてみましょう! コーラじゃないよガラナだよ Ribbon ナポリンは、なんと 1911 年誕生の炭酸飲料です。 誕生以来、北の大地で愛され続けている超ロングセラーの定番サイダーで、どこか懐かしい、やさしい甘さと爽やかなのどごしが魅力です。 Day3 の「やきとり弁当」のタレ味との相性もバッチリです。 中身もオレンジ色で植物由来の天然着色料を使用 北海道といえば乳製品の宝庫です。 雪印ソフトカツゲンも歴史ある乳酸菌飲料で、まろやかでコクがあるのに、後味はスッキリです。 その名の通り「活力の源(カツゲン)」として親しまれています。 トークの圧倒的な情報量を消化するのに疲れた頭にとても効きます! こちらはパックなので持ち歩きと飲むときに注意が必要です hsbt のワンポイントコメント: 北海道のご当地ドリンク3つは、八重洲の地下にある北海道フーディストで購入することができ、私もカツゲンは定期的に買って補充したり、ガラナはなんなら通販で箱買いして風呂上がりやジンギスカンを食べながら飲んでいます。ぜひこの機会に味わってみて、ご当地ドリンク沼にハマっていただければと思います。 Hot Drinks は函館で評判の HOTEIYA さんがやってきます アンドパッドは「現場の施工管理アプリ」から成長した会社なので、「現場」にこだわっております。 現場といえばコーヒーですよね。 愛媛・松山でも地元のコーヒー屋さんにお越しいただきましたが、函館でも地元で評判のコーヒー屋さん HOTEIYA さんをお呼びしました。 実は RubyKaigi 2026 のローカルオーガナイザーである Chris Salzberg (@shioyama) から、ぜひ Rubyist に HOTEIYA さんのコーヒー、特にエスプレッソを味わって欲しいとのリクエストをいただいたことから実現しました。 Chris さん、ありがとうございます! 提供するコーヒーは全部で 4 種です。 フィルターコーヒー ラテ アメリカーノ エスプレッソ 1 日 300 杯で合計 900 杯を提供します。 HOTEIYA さんのメニュー まとめ アンドパッドが RubyKaigi 2026 で提供する、 Drinks and Local Meals の内容をお知らせしました。 コーヒーを除き、3日間それぞれ違うメニューを提供するので、ぜひ全種類制覇してみてくださいね。ちなみに、ランチは 400 食、ドリンクは 300 本/杯を毎日提供する予定ですが、毎日全食配布したい!という意気込みで用意しているので、ランチタイムでは配布エリアの一番奥のアンドパッドテーブルへお越しください。 今回の記事では、Drinks and Local Meals の内容を紹介しましたが、次回はブースやランチ&ブース連動企画についてご紹介します。引き続き続報をお待ちください。
Hello, Rubyist ! id:sezemi です。 先日社内の RubyKaigi 2026 の参加者を集めて 30 分のキックオフをしたところ、ブースやカスタムスポンサーの内容を説明するだけで 30 分話してしまいました。 盛り沢山すぎる ... 。 さて、昨日 4/2 に開催された Omotesando.rb #120 でアンドパッドは会場スポンサーを務めました。 Omotesando.rb の皆さま、ご来場 and いい時間をありがとうございました ! そこで会場スポンサー LT をしたのですが、 RubyKaigi 2026 でアンドパッドがカスタムスポンサーをする Drinks and Local Meals と Drinkup を紹介しました。 この記事ではその内容を改めて前編 (Drinkup) と後編 (Drinks and Local Meals) に分けて記事にしてお届けします。 RubyKaigi 2026 に参加する Rubyist の皆さん、必見です。 figure{text-align: center} Drinkup は恒例の前夜祭とコード懇親会の 2 つを開催します アンドパッドが開催する Drinkup は 2024 年の沖縄・那覇からスタートし、前夜祭とコード懇親会を開催してきました。 そして、もちろん、今年も前夜祭とコード懇親会を開催します。 https://rubykaigi.org/2026/sponsors/ より引用 RubyKaigi 2026 前夜祭 ANDPAD Welcome Drinkup 前夜祭の今回のお店は 地元家 函館本店 です。 さぁ、「地元家」さんは何と呼ぶのでしょうか? ...... 答えは「じもとげ」さんです! (じもとや さんの間違いでした。 大変失礼いたしました) お店の選考の最終候補で 2 店に絞られたのですが、アンドパッドに在籍している北海道出身の Rubyist から「ぜひ函館に来るなら一度は "活イカ (かついか)" を皆さんに食べていただきたい!」という一言で 地元家 さんに決まりました。 活イカと聞いただけで、食欲がそそられます。 完全にお腹が減りました。 hsbt からのワンポイントコメント: 函館ではヤリイカとスルメイカの2種類があり、4月はヤリイカの旬の時期です。 スルメイカはここ数年収穫量が安定しない状況が続いていましたが、2026 年のヤリイカは大丈夫そうです。ヤリイカは5月には漁が終わってしまうので、4月下旬の函館という時期は食べ納めとして絶好のタイミングです。 今回の前夜祭は、地元家さんの最高級ランクである「極新選組コース」を提供します。 料理の内容は以下の通りです。 美味堪能!地元家最高級ランクでおもてなし【極新選組コース】 季節の先付け 1 点 季節の前菜盛り 5 点盛り合わせ 本日の市場からのお刺身盛り合わせ 7 点 道産牛朴葉味噌焼き 季節の一品料理 国産牛すじ煮込み 季節の土鍋ご飯 or 炊き込みご飯棒寿司 料理のイメージ 前夜から RubyKaigi 2026 を盛り上げていきましょう! 申込は connpass のページ で 4/6 10:00 から受付開始です。 コード懇親会/Code Party(Social Coding) at RubyKaigi 2026 コード懇親会とは、お酒とお食事を肴に懇親する会ではなく、コードを肴に懇親しよう、という会です。 とはいえ、夕食時なので、キーボードフレンドリーなお食事とソフトドリンクを用意しています(もちろん北海道・函館のローカルフードです)。 ご安心ください。 そんなコード懇親会は毎年アップデートをしているのですが、前年の課題の一つに挙げられたのが、場所の狭さと Wi-Fi 環境でした。 今回はそういったことが起こらないよう、早めに場所を探していたところ、ちょうど函館アリーナと函館市民会館に、 100 名ぐらいが入れそうな会議室を発見。 RubyKaigi Team に確認したところ、函館市民会館で Wi-Fi 付きで貸出 OK となったのでした。 会場の近さはもちろん、 Wi-Fi 問題はなかなか準備が大変なので、とても助かりました。 Team の皆さまには改めて御礼を申し上げます。 というわけで、 rubykaigiC の隣のお部屋なので、もはや RubyKaigi 2026 の会場内と言っても差し支えないでしょう。 お待ちしております。 そして、肝心のコンテンツは ... 今年も豪華なテーマが揃いました。 Theme 1: dRuby by seki Theme 2: Ruby by shugo Theme 3: RubyGems/Bundler by hsbt Theme 4: mruby/PicoRuby by PicoPicoRuby, hasumikin and matz Theme 5: Ruby x Rust by udzura and ahogappa dRuby は前年もワークショップの感動から、 seki さん dRuby フリークが新たに誕生していたので、今年も楽しみですね。 そして、こちらも継続となる RubyGems/Bundler では、前年 hsbt さんに見守られながら、初めて Gem を公開した方がいらっしゃるなど、今年も胸熱エピソードが生まれる予感です。 hsbt からのワンポイントコメント: 今年も RubyGems と Bundler のテーマを用意しました。Gem を公開したい、にとどまらず RubyGems や Bundler にこういう機能が欲しいであるとか、こうなってもらいたいなどのディスカッションのレベルからも歓迎します。 ぜひ RubyGems や Bundler に興味がある方はお越しください。 同じく前年からの継続となるものの、中身がちょっと変わるのが Ruby 本体と mruby/PicoRuby です。 Ruby 本体は新しく shugo maeda さんにテーマオーナーを引き受けていただきました。 ありがとうございます! なかなかハードルが高いと思われがちですが、 String や Integer などの組み込みクラスにメソッドを追加するくらいであれば、少し C 言語の知識があれば意外と簡単にできますので、お気軽にご参加ください! ということなので、 RubyKaigi で高まった Ruby 愛をもとにコントリビュートしてみましょう。 そして mruby/PicoRuby です。 そう、今年も Matz さんが来てくれます! それだけでなく様々な Ruby のカンファレンスで話題になっている PicoRuby ですが、 PicoRuby 未経験の方も経験者の方もどちらも楽しく懇親できるはずです! 未経験の方でも、 PicoRuby でワイワイ自作のデバイスを作っているコミュニティ、 PicoPicoRuby の面々のサポートもあるので、デビューする環境としてはバッチリです! ただし、事前に PicoRuby が動くデバイスを準備しておく必要があることに注意してください。 デバイスの準備の仕方は PicoRuby デバイス準備ガイド を参考にしてください! 最後に今年から初めて生まれたテーマが Rust です! ruby-jp の Slack ワークスペースにある #rubykaigi チャンネルで kou さんがコード懇親会の新テーマを募集したところ、即座に手を挙げていただいたのが udzura さんでした。 ありがたい限りです。 Rust は初めて、という方も udzura さんの解説に加えて、触ってみるコースがあったり、経験者には Rust で Gem をつくるというコースがあったりと、なかなか幅広い方を対象に楽しめるテーマ内容になっていますので、 Rust に興味がある、という方はとてもオススメです! 申込は connpass のページ で、こちらも 4/6 10:00 から受付開始です。 まとめ アンドパッドが RubyKaigi 2026 で提供するコンテンツの中から Drinkup の内容をお知らせしました。 後編 (Drinks and Local Meals) の内容もですが、アンドパッドから登壇するトークの紹介、さらにスポンサーブースでの催しもあり、まだまだ RubyKaigi 2026 を盛り上げるものがあります! RubyKaigi 月間として、テックブログでこれから記事を公開しますので、ぜひお楽しみに。 では、まずは 4/6 から前夜祭とコード懇親会の申込が開始されますので、申込をお待ちしております!
こんにちは、 id:sezemi です。 子どもたちが春休みを迎え、毎日のお昼の献立に頭を悩ませています。 食わず嫌いが多い子どもたち向けのナイスソリューションを渇望しております。 さて、アンドパッドでは、技術やプロダクト開発、組織に関するさまざまなカンファレンス・イベントでの登壇、開催や会場提供などを行っています。 今月もイベント情報をまとめてお知らせします。 ぜひご参加ください !! なお、開催状況により、満員となってしまっている場合、すでに受付を終了している場合がございます。 1. 会場提供情報 | 【ハイブリッド開催】Omotesando.rb #120 開催日時 : 2026 年 4 月 2 日(木) 会場 : 株式会社アンドパッド 東京オフィス(オンラインとのハイブリッド開催) 主催 : Omotesando.rb イベント概要 : Omotesando.rb は Ruby の周辺技術に関する LT を行う地域 Rubyist コミュニティで、今回はアンドパッドが会場を提供しています。 イベントでは「 RubyKaigi 直前予習会」と題して開催され、コメンテーターに Omotesando.rb メンバーの神速さん、大倉さん、 kishima さんが登場し、今年の RubyKaigi 2026 のスケジュールを見ながらみんなで予習を行います。 会場では簡単なドリンクや軽食をご用意しており、有志による懇親会も予定されていますので、ぜひ気分を盛り上げていきましょう。 申込方法 : イベントページからお願いいたします。 【ハイブリッド開催】Omotesando.rb #120 2. イベント開催情報 | RubyKaigi 2026 前夜祭 ANDPAD Welcome Drinkup 開催日時 : 2026 年 4 月 21 日(火) 会場 : 本格海鮮居酒屋 地元家 函館本店 主催 : アンドパッド イベント概要 : 開催前日に RubyKaigi 2026 に向けて、毎年恒例のアンドパッド主催 Welcome Drinkup を開催します。函館に前入りしている海外コミッタや Speaker、Rubyist の皆さまを招き、前夜祭として一緒に盛り上がるイベントです。 会場では、市場直送のお刺身盛り合わせや道産牛朴葉味噌焼きなど、函館の名物料理が堪能できる地元家最高ランクの「極新選組コース」とお酒を無料でご用意しています。 ぜひカンファレンス本編の前に楽しく交流しましょう。 申込方法 : イベントページからお願いいたします。 RubyKaigi 2026 前夜祭 ANDPAD Welcome Drinkup 3. 登壇・スポンサー情報 | RubyKaigi 2026 アンドパッドは RubyKaigi 2026 に Ruby Sponsor として協賛し、ブース出展を行います。 また、カンファレンス本編にて アンドパッドから 4 名の Rubyist が登壇します。 登壇者とトークは以下の通りです。 羽角 均 (X: @hasumikin) 登壇日時・場所 : 【Day 1】10:50 - 11:20 @ Large Hall タイトル : 「Funicular: A Browser App Framework Powered by PicoRuby.WASM」 プロフィール : PicoRuby と PicoRuby.wasm の作者であり、mruby と mruby/c のコミッターです。 大崎 瑶 (X: @youchan) 登壇日時・場所 : 【Day 1】16:00 - 16:30 @ Small Hall タイトル : 「Guide to getting started walking source codes of CRuby」 プロフィール : Ruby で書かれたプレゼンテーションツール Gibier の作者であり、 Asakusa.rb, Chidoriashi.rb のメンバーです。 近永 智之 (X: @nagachika) 登壇日時・場所 : 【Day 2】13:30 - 14:00 @ Small Hall タイトル : 「Pure Intonation on Browser: Building a Sequencer with Ruby」 プロフィール : CRuby コミッター、および CRuby 安定版ブランチメンテナを務めるサウンドプログラマワナビーです。 柴田 博志 (X: @hsbt) 登壇日時・場所 : 【Day 3】14:10 - 14:40 @ Large Hall タイトル : 「Ruby Releases Ruby」 プロフィール : OSS プログラマ、Rubyコミッターであり、ruby、rubygems、bundler、rake、rbenv、ruby-build、psych など多数の OSS のメンテナー、そして ruby-lang.org の管理者です。 Ruby プログラミング言語の開発を支えるインフラのメンテナンスを担当しています。株式会社アンドパッドで技術広報業務に従事しながら、 Ruby プログラミング言語の OSS 開発をフルタイムで行っています。 開催が近づきましたら、また Speaker から登壇の見どころや意気込みなどをテックブログで紹介しますので、ご期待ください。 4. イベント開催情報 | コード懇親会/Code Party(Social Coding) at RubyKaigi 2026 開催日時 : 2026 年 4 月 23 日(木) 18:30 ~ 21:15 会場 : 函館市民会館 3F 大会議室 主催 : アンドパッド イベント概要 : お酒を飲みながら話す一般的な懇親会とは異なり、「参加者同士が一緒にコードを書きながら交流する」という全く新しいスタイルの懇親会です。今年は好評だった「オススメテーマ」に特化し、dRuby、Ruby本体、RubyGems/Bundler、mruby/PicoRuby、Ruby x Rustの5つのテーマで、それぞれ詳しいエキスパートと共に深くコードで懇親できます。RubyのパパであるMatzさんも参加予定です!Day2終了後にそのまま会場へお越しいただけるよう、簡単な軽食とノンアルコールドリンクをご用意してお待ちしております。 申込方法 : イベントページからお願いいたします。 コード懇親会/Code Party(Social Coding) at RubyKaigi 2026 RubyKaigi 2026 一色の開催となりますが、興味のあるイベントがございましたら、ぜひご参加ください !! アンドパッドでは技術コミュニティが大好きな採用広報を大歓迎しています。 広報の経験がない方でも Welcome です! カジュアル面談やご応募、お待ちしております。 hrmos.co
こんにちは、Ruby コミッタの柴田です。最近は暖かくなり、ガーデニングで栽培しているバラや藤の新芽や花芽が出てくる時期になってきたので、しっかり花を咲かせるように薬剤や肥料の準備をしなければ〜と必要なものの買い物計画を立てている真っ最中です。 今回はサプライチェーンセキュリティの対策として他のエコシステムで導入が進んでいる「Cooldown(クールダウン)」機能を紹介し、私がメンテナンスしている RubyGems と Bundler でも導入するべきか検討した背景と、今後の方向性についてお話しします。 Cooldown とは何か Cooldown とは、パッケージの新しいバージョンがリリースされてから一定期間が経過するまで、そのバージョンへの更新を行わないようにする仕組みです。 この機能の主な目的はサプライチェーン攻撃の緩和です。悪意のあるコードが含まれたパッケージがリリースされた場合、待機期間を設けることでセキュリティ研究者やコミュニティがその問題を発見・報告するまでの時間を確保できます。William Woodruff 氏の調査 によれば、検証した10件のサプライチェーン攻撃のうち8件が1週間未満の悪用期間であったとされており、7日間の Cooldown でもほとんどの攻撃を防げた可能性があります。 Andrew Nesbitt 氏の記事「Package Managers Need to Cool Down」でもまとめられているように、2025年後半から2026年にかけて、この Cooldown 機能を言語パッケージマネージャ本体に組み込む動きが急速に広がっています。 プログラミング言語のエコシステムにおける Cooldown 機能 Cooldown に相当する仕組みは、まず依存関係の更新ツールで導入され、その後パッケージマネージャ本体へと広がっています。なお、ツールごとに設定名が異なり(minimumReleaseAge、min-release-age、npmMinimalAgeGate、exclude-newer、uploaded-prior-to など)、少なくとも10種類以上の名前が存在します。ポリグロットな環境では注意が必要です。 依存関係更新ツール GitHub の Dependabot は 2025年7月に cooldown ブロックを導入しました。デフォルトの待機日数に加えて、セマンティックバージョニングのレベル別(major / minor / patch)に異なる日数を指定でき、セキュリティアップデートは Cooldown をバイパスします。 # .github/dependabot.yml version: 2 updates: - package-ecosystem: "bundler" directory: "/" schedule: interval: "weekly" cooldown: default-days: 3 semver-major-days: 7 Renovate では minimumReleaseAge(旧名 stabilityDays)が利用できます。パッケージごとやアップデート種別ごとに粒度の高い制御が可能です。 { "minimumReleaseAge": "3 days", "packageRules": [ { "matchUpdateTypes": ["major"], "minimumReleaseAge": "7 days" } ] } パッケージマネージャ pnpm は v10.16(2025年9月)で minimumReleaseAge を導入しました。パッケージマネージャ本体に Cooldown を組み込んだ先駆的な実装です。値は分単位で指定し、minimumReleaseAgeExclude で特定のパッケージを除外できます。 # pnpm-workspace.yaml minimumReleaseAge: 1440 # 24時間 minimumReleaseAgeExclude: - '@myorg/*' npm は CLI 11.x(2026年2月)で min-release-age を導入しています。Bun は 2025年10月に minimumReleaseAge を、Deno は --minimum-dependency-age をそれぞれ導入しており、JavaScript エコシステムでは主要なランタイムすべてが Cooldown に対応しました。 Python エコシステムでは uv がもともと再現可能なビルドのために提供していた --exclude-newer オプションに相対期間指定("7 days" のような記法)が追加され、Cooldown 用途にも利用できるようになりました。pip も 26.0(2026年1月)で --uploaded-prior-to を導入しています。pip は絶対タイムスタンプのみの指定である点が uv と異なります。 RubyGems/Bundler の現状 このように多くのツールや言語パッケージマネージャで Cooldown の導入が急速に進んでいます。一方で RubyGems/Bundler 本体には現時点では Cooldown 機能が存在しません。 そこで、RubyGems/Bundler でも rubygems/rubygems の Discussion にて Cooldown 機能の要望があり、導入するべきか、Ruby のコミュニティメンバーや RubyGems 開発チームと議論を行いました。以下にその論点を整理します。 「人柱」問題 私自身が最初に感じた懸念がこれです。Cooldown は「誰かが先にインストールして問題を発見してくれる」ことを暗黙に前提としています。しかし多数のユーザが Cooldown を有効にすると、新しいバージョンを試す人がいなくなり、待機期間が意味をなさなくなります。何もしないよりは良いかもしれませんが、OSS の構造的な限界がある仕組みだと考えています。 セキュリティ修正の遅延 厳密な Cooldown は、緊急のセキュリティパッチの適用も遅延させてしまいます。悪意のあるリリースと緊急のセキュリティ修正を静的解析ツールが自動的に区別することは技術的に困難であり、Cooldown によってかえってセキュリティリスクが高まるケースもあり得ます。 「安心感」という錯覚 10年間更新されていないソフトウェアに未発見の脆弱性が存在する可能性があるように、時間の経過そのものがセキュリティを保証するわけではありません。Cooldown は一定の安心感を与えますが、それが実際のセキュリティ向上に直結するとは限りません。 セキュリティ研究者によるスキャンの時間確保 一方で、セキュリティ研究者が悪意のあるパッケージを発見するための時間を確保する意味は存在します。 実例として、RubyGems セキュリティチームのメンバーである Maciej Mensfeld 氏 の取り組みが挙げられます。Mensfeld 氏は Ruby 向けのサプライチェーンセキュリティプラットフォーム Diffend の開発者であり、これまでに様々なエコシステムで 20,000 件以上の悪意のあるパッケージを検出・報告しています。 RubyGems でも 2020 年に 700 以上のタイポスクワッティング型の悪意ある Gem(例: rails に対する rail)を発見し、2022 年には年間 400 件以上の悪意あるパッケージが削除されました。RubyKaigi 2023 での発表「RubyGems on the watch」でもこれらの取り組みが紹介されています。 現在も、rubygems.org では Gem のリリース後に Maciej 氏を含むセキュリティチームによるレビューが行われており、攻撃コードが含まれると判断した gem は削除されます。Cooldown は単なる時間稼ぎではなく、こうしたスキャン基盤と組み合わせることで初めて実効性を持つ仕組みだと考えています。 RubyGems/Bundler に Cooldown 機能を導入する際の検討事項 以上の議論を踏まえると、短期的な視点では Cooldown 機能を RubyGems/Bundler のオプションとして提供、中長期的には技術的により効果的な対策を講じるのが良いのではないかと考えています。 Bundler での Cooldown オプションの提供 企業環境を中心に要望が多いこと、また Dependabot や Renovate が既に同等の機能を提供していることから、RubyGems/Bundler 単体でも設定できるようにすることには意味があると思っています。 仕様としては以下のようなものを考えています。 bundle update --cooldown 3 のように CLI オプションで指定する bundle config set cooldown 3 のようにグローバル設定で指定する Gemfile 内でブロック構文を用いて特定の Gem にのみ Cooldown を適用する粒度の高い制御 gem install コマンドでも同様の Cooldown をサポートし、GitHub Actions などの CI/CD 環境でも利用可能にする あくまでオプションであり、デフォルトでは無効とするのが妥当だと考えています。ユーザが自分の運用方針に合わせて選択できる形が望ましいでしょう。 RubyGems.org でのスキャンとメタデータ提供 Cooldown の実効性を高めるためには、単に時間が経過したかどうかだけでなく、その Gem が検査済みかどうかという情報も重要になってきます。RubyGems.org 側で以下のような仕組みを整備できると、より実効性のある対策になると考えています。 新しい Gem のリリースに対する自動スキャンの実施とスキャン済みであることをインデックスのメタデータとして公開 最近のメンバーシップ変更や Trusted Publishing の無効化など、リスクの高い条件が揃ったリリースに対する遅延の導入 RubyGems/Bundler がこれらのメタデータを参照して動作を制御できるようにする さらに「スキャン済みであることを示すバッジがあると良いのでは」という提案もあり、RubyGems.org の UI として検討する価値があると思います。 Cooldown とは別のアプローチ Cooldown とは別に、gem install 時のコード実行そのものをサンドボックス化するアプローチも議論としてあります。 github.com RubyGems や Bundler は最近 Download と Install を分離する変更が入りました。 github.com この変更はパフォーマンス向上が目的ですが、2つの処理を分離することにより、Download の後に SAST などを用いてコードの検証、問題がない場合は Install など、自動化を可能としつつ現在よりも効果的な対策が望めます。 まとめ RubyGems/Bundler における Cooldown 機能について、他のエコシステムの動向と議論の背景を紹介しました。Cooldown は完璧な解決策ではありませんが、RubyGems.org 側でのスキャンやメタデータの提供と組み合わせることで、実効性のある対策にできる可能性があります。 アンドパッドでは、こうした OSS のセキュリティやエコシステムの改善に興味があるエンジニアを募集しています。RubyGems/Bundler のようなエコシステムの基盤技術について議論しながら、プロダクト開発やセキュリティ対策を実行していくことに興味がある方は、ぜひご応募ください。 hrmos.co
こんにちは、 id:sezemi です。 小 3 の娘がガチャガチャ (いまはカプセルトイというのが主流 ...) にハマっており、その中でも "こめちゅあ" を集めています。 ただハマったのが最近で、いま出ている vol.2 より、 vol.1 に夢中になっていて、収集が難しくなっております。 もし「こめちゅあ vol.1 がココにあるよ!」という情報があれば、こそっと X でメンションいただけると、とても喜びます。 さて、アンドパッドでは、技術やプロダクト開発、組織に関するさまざまなカンファレンス・イベントでの登壇、開催や会場提供などを行っています。毎月、イベント情報をまとめてお知らせしています。ぜひご参加ください !! また今回は前月 2 月の開催レポートもお知らせします。 なお、開催状況により、満員となってしまっている場合、すでに受付を終了している場合がございます。 1. 登壇情報 | Road to SRE NEXT 2026 @福岡 開催日時 : 2026年3月13日(金) 会場 : 株式会社アンドパッド 主催 : 株式会社Fusic オープンオフィス イベント概要 : SRE の普及・発展を目指すカンファレンス「SRE NEXT」のプレイベントです。 申込方法 : イベントページからお願いいたします。 https://sre-lounge.connpass.com/event/382311/sre-lounge.connpass.com 本イベントにて 谷合 純也 が登壇予定です。 谷合 純也 @jnytnai0530 2025 年 11 月入社。現職ではマルチプロダクトを横断的に支援する SRE チームに所属。トイルの自動化や様々な仕組みづくりに関心があります。アサヒィスゥパァドゥルァァァァイが好きなエンジニア。 谷合 純也 のテックブログ執筆記事 アンドパッドのSRE・DBRE・CRE:2025年の活動ハイライト 発表タイトル: SRE がやりたい仕事に集中するための処方箋 SRE が本来の職務であるサイト信頼性や自動化に集中できず、 DB 相談やアカウント発行などの「便利屋化」する現状があります。 本発表ではアンドパッドの事例を元に、「やらないこと」を明確にして解決するプラクティスをご紹介します。 2. 登壇・会場提供情報 | Security.any #09 卒業したいセキュリティLT 開催日時 : 2026年3月19日(木) 会場 : 株式会社アンドパッド 主催 : Security.any イベント概要 : Security.any が主催するイベント「Security.any #09 卒業したいセキュリティLT」が開催されます。 申込方法 : イベントページからお願いいたします。 https://security-any.connpass.com/event/382763/security-any.connpass.com 本イベントにて、アンドパッドが会場提供を行うほか、 Kiyotaka Ginoza が登壇予定です。 Kiyotaka Ginoza @kiyogino 派遣エンジニア企業にてインフラエンジニアとして勤務したのち、 2020 年 6 月にアンドパッドに入社。 SRE として運用やセキュリティの課題に数年取り組み、 2024 年からセキュリティチームのテックリードに就任。 趣味は読書、サッカー観戦。 Kiyotaka Ginoza のテックブログ執筆記事 アンドパッドセキュリティチーム 初のチーム合宿を開催! 3. 登壇情報 | Tamachi.sre#3 開催日時 : 2026年3月19日(木) 会場 : 株式会社IVRy オフィス 主催 : Tamachi.sre イベント概要 : Tamachi.sre は田町らへんでやる SRE のオフライン勉強会です。 SRE のテーマであれば、何でも発表は OK のイベントです。 申込方法 : イベントページからお願いいたします。 https://tamachi-sre.connpass.com/event/381960/tamachi-sre.connpass.com 本イベントにて、アンドパッドが 島根 雄也 が登壇予定です。 島根 雄也 @YEngine8 新卒で百貨店に総合職として入社。 2018 年にラクスにテクニカルサポートとして入社し、 IT 業界へ。 2021 年 10 月、アンドパッドに CRE として入社。 島根 雄也 のテックブログ執筆記事 SRE Kaigi 2025 でアンドパッドCREチームの5年史を発表しました 2026 年 2 月の開催レポート ここからは先月に開催されたイベント・カンファレンス等のレポートです。 1. Go Conference mini in Sendai 2026 非公式 前夜祭 日時 : 2026年2月20日(金) 会場 : enspace 5B1 主催 : アンドパッド 当日のタイムライン: #sendaigo 予定されていた前夜祭が急遽中止となった関係で、非公式ながらアンドパッドが前夜祭を開催しました。 告知が急だったにも関わらず、熱心な Gopher が集まり、定員 40 名満席となりました。 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました ! そこで #golang_friends という、 Ruby コミュニティでカンファレンスで出会った方と仲良く写真を撮って、友だちになる #rubyfriends をオマージュしたハッシュタグを提案したのですが、いくつか写真が投稿されており、胸熱でした。 今後、広まることを願っております。 また当日のプログラムの 1 つ、座談会形式でタイムテーブルを眺めた予習会では、急遽声がけしたにも関わらず、二つ返事で OK いただいた tenntenn さん、 sivchari さんに出演いただきました。 ありがとうございました ! お陰様で、沢山の方に喜んでいただけたようでした。 前夜祭を取り上げていただいた参加レポート ujiprog.com sago35.hatenablog.com 2. 登壇情報 | Go Conference mini in Sendai 2026 日時 : 2026年2月21日(土) 会場 : アーバンネット仙台中央 カンファレンスルーム 主催 : Sendai.go 当日のタイムライン: #sendaigo 通常は 1 トラックでの開催が多い Go Conference mini ですが、今回は 2 トラック構成で多彩なトークが行われ、アンドパッドからも 小島 夏海、sunecosuri が登壇しました。 なお、 Go Conference mini in Sendai 2026 については別途、テックブログで参加・協賛レポート記事を近日公開します。 ぜひご期待ください。 3. Go 1.26 リリースパーティ 日時 : 2026年2月25日(水) 会場 : 株式会社アンドパッド 主催 : Gophers Japan 当日のタイムライン: #go126party 定期開催されている Go の新しいバージョンのリリースを祝うパーティです。 1.26 で入った様々な新機能を紹介いただきました。 アンドパッドは会場提供を行ったほか、 tomtwinkle が「米国のサイバーセキュリティタイムラインと見る Go の進化」というタイトルで登壇しました。 私も配信を担当しながらトークを聞いていたのですが、 arthur1 さんのトーク「go directiveを最新にしすぎないで欲しい話──あるいは、Go 1.26からgo mod initで作られるgo directiveの値が変わる話 / Go 1.26 リリースパーティ」で、 Go 1.26 が出たのに、 Go 1.25 で入った機能を喜ぶ、というお話がとても印象に残りました。 1.26 がリリースされると、ビルドに要求されるバージョンを定義する go directive まで 1.26.0 に上がってしまい、まだ公式のサポート期間内であるはずの Go 1.25 を使っているユーザー環境に対して、予期せぬツールチェーンの更新を強いてしまったり、特定の環境下でビルドが通らなくなってしまったりします。 また、その他、パッチのバージョンによってはまだバグが残存していたり、セキュリティ修正が必要だったりするケースがあり、あえて 1 つ前のバージョンを使いたいケースもありますが、これも出来ません。 なかなか使う側にとってもツライ話ですし、 OSS 作者にとっては最新版への速やかな追従を強制されるので、なかなか負担が大きいですね。 この現状を変える proposal が通ることを願っています。 4. 福岡Rubyist会議05 スポンサー 日時 : 2026年2月28日(土) 10:00–18:00 会場 : リファレンス駅東ビル 3 階 会議室H-2 主催 : Fukuoka.rb 当日のタイムライン: #fukuokark05 「最近、何してる?」をテーマに開催されました。 アンドパッドは スポンサー として協賛し、ブースを出展したほか、 hsbt によるスポンサートークも行いました。 ブースでは、アンドパッドの「最近、何してる?」としてプロダクト本部・開発本部における AI 活用状況を紹介しました。 同じようにブース来場者の方にも同じアンケートを実施したところ、アンドパッドの活用状況と、ほぼ同じような傾向が見られたことが発見でした。 現在の業務で AI に渡したいと感じる負担が大きい作業はどれですか? という質問の回答として、既存コード(他人が書いたコード)の読解・調査 が一番でした スポンサートークでは hsbt が主にアンドパッドの会社紹介・業界説明をしました。 エンタープライズなお客様での利用が増えていることに驚かれたり、福岡にアンドパッドの支社があるのは知らなかったなど、いい反響をいただきました。 興味を持たれた方はぜひアンドパッド福岡オフィスでお会いしましょう ! また、トークでは こしば家 による「ふつうの Rubyist、ちいさなデバイス、大きな一年」では Tiny デバイスを使ったデモを披露されるなど、とても賑やかなトークがあったほか、「Rubyist としてアメリカで 10 年戦ったらどうなったか」では登壇された Jugyo さんが、長年勤めた会社をレイオフされても Ruby/Rails を使っていたことで新しい会社に転職できた、という、いいお話を披露されるなど、テックトーク / ソフトトークどちらも織り交ぜたタイムテーブルで、とても楽しかったです ! 参加された皆さま、登壇された皆さま、そして 福岡Rubyist会議05 Team の皆さま、ありがとうございました !! まとめ 採用広報から 3 月に開催されるイベント予告と、 2 月の開催レポートをお届けしました。 またイベントやカンファレンスでお会いできることを楽しみにしています ! また、アンドパッドでは技術コミュニティが大好きな採用広報を大歓迎しています。 広報の経験がない方でも Welcome です! カジュアル面談やご応募、お待ちしております。 hrmos.co